Project Area | Toward an integrative understanding of functional zones in organelles |
Project/Area Number |
17H06418
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
新井 洋由 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 客員研究員 (40167987)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
向井 康治朗 東北大学, 生命科学研究科, 助教 (90767633)
河野 望 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 准教授 (50451852)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥73,450,000 (Direct Cost: ¥56,500,000、Indirect Cost: ¥16,950,000)
Fiscal Year 2019: ¥16,510,000 (Direct Cost: ¥12,700,000、Indirect Cost: ¥3,810,000)
Fiscal Year 2018: ¥11,440,000 (Direct Cost: ¥8,800,000、Indirect Cost: ¥2,640,000)
Fiscal Year 2017: ¥12,480,000 (Direct Cost: ¥9,600,000、Indirect Cost: ¥2,880,000)
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Keywords | 膜脂質 / オルガネラ / シグナル伝達 / 脂質 / エンドソーム / 細胞内膜輸送 |
Outline of Annual Research Achievements |
1つのオルガネラの中には、異なる役割を担う場が存在し、本領域ではこれをオルガネラ・ゾーンと命名する。本領域では、細胞の様々な様態におけるオルガネラ・ゾーンを可視化し、その生物学的な役割を明らかにする。本計画研究では、「膜脂質を基軸としたオルガネラ連携ゾーンの解明」を中心に解析する。 細胞内の各オルガネラは特徴的な膜脂質組成を有しており、さらに、1つのオルガネラの中でも脂質は均一に存在するのではなくドメインを形成している。これまでに申請者は膜脂質組成の形成機構(2008:MBC、2010:MBC)、及び、脂質のオルガネラ特異的な分布が膜輸送において果たす役割(2011:PNAS、2015:EMBO J.)を明らかにしてきた。加えて近年、この脂質の特異的分布が細胞増殖や自然免疫応答を制御する細胞内シグナル伝達にも関与するというデータを申請者は得つつある。本研究では、オルガネラ・ゾーンを膜脂質ドメインという観点から解析し、各オルガネラの特徴的な脂質から形成されるゾーンの形成機構及びその細胞生物学的意義を解明する。 具体的には、膜脂質が制御する1.細胞増殖シグナルにおけるリサイクリングエンドソーム応答ゾーンの解析、2.自然免疫応答におけるゴルジ体⇒エンドソーム⇒リソソーム連携ゾーンの解析、3.TLR4受容体における細胞膜応答ゾーンの解析を行う。また、オルガネラ・ゾーンの脂質解析の技術開発を行うことで4.「オルガネラ・ゾーン統合解析プロジェクト」に参画する。 平成29年度において、細胞増殖シグナルにおけるリサイクリングエンドソーム応答ゾーンの解析を行い、リサイクリングエンドソーム上のPSがHippo-YAP経路を制御することを明らかにし、論文として報告した(2017:Nat Commun)。 また、自然免疫応答におけるゴルジ体⇒エンドソーム⇒リソソーム連携ゾーンの解析を行い、リソソームでのSTINGの分解がシグナルの不活性化に必要である可能性を見出した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
本年度において細胞増殖シグナルにおけるリサイクリングエンドソーム応答ゾーンの解析を行い、リサイクリングエンドソーム上のPSがHippo-YAP経路を制御することを明らかにし、論文として報告した(2017:Nat Commun)。 さらに、研究計画が予想以上に進行したため、平成30年度以降に計画していたTLR4 受容体における細胞膜応答ゾーンの解析にも着手し始めた。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き当初の計画通り、1.細胞増殖シグナルにおけるリサイクリングエンドソーム応答ゾーンの解析、2.自然免疫応答におけるゴルジ体⇒エンドソーム⇒リソソーム連携ゾーンの解析、3.TLR4受容体における細胞膜応答ゾーンの解析を行う。
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Report
(1 results)
Research Products
(44 results)
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[Journal Article] Endosomal phosphatidylserine is critical for the YAP signalling pathway in proliferating cells.2017
Author(s)
Matsudaira T, Mukai K, Noguchi T, Hasegawa J, Hatta T, Iemura SI, Natsume T, Miyamura N, Nishina H, Nakayama J, Semba K, Tomita T, Murata S, Arai H, Taguchi T.
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Journal Title
Nat. Commun.
Volume: 8(1)
Pages: 1246-1246
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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