Project Area | The Essence of Urban Civilization: An Interdisciplinary Study of the Origin and Transformation of Ancient West Asian Cities |
Project/Area Number |
18H05449
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Humanities and Social Sciences
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
松原 康介 筑波大学, システム情報系, 准教授 (00548084)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 守 筑波大学, システム情報系, 教授 (00212043)
中野 茂夫 大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (00396607)
藤田 康仁 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 准教授 (00436718)
田中 英資 福岡女学院大学, 人文学部, 教授 (00610073)
木村 周平 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (10512246)
川本 智史 東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 講師 (10748669)
渡邊 祥子 東京大学, 東洋文化研究所, 准教授 (20720238)
武藤 亜子 独立行政法人国際協力機構(緒方貞子平和開発研究所), 緒方貞子平和開発研究所, 上席研究員 (20848907)
中島 直人 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (30345079)
塩谷 哲史 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (30570197)
谷口 陽子 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (40392550)
廣井 悠 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (50456141)
柳沢 究 京都大学, 工学研究科, 准教授 (60368561)
山内 和也 帝京大学, 付置研究所, 教授 (70370997)
田中 暁子 公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所(研究部), 研究部, 主任研究員 (70559814)
守田 正志 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 准教授 (90532820)
佐倉 弘祐 信州大学, 学術研究院工学系, 助教 (90757220)
杉本 悠子 早稲田大学, 文学学術院, 助手 (80822957)
安田 慎 高崎経済大学, 地域政策学部, 准教授 (60711653)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥53,950,000 (Direct Cost: ¥41,500,000、Indirect Cost: ¥12,450,000)
Fiscal Year 2022: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2021: ¥9,230,000 (Direct Cost: ¥7,100,000、Indirect Cost: ¥2,130,000)
Fiscal Year 2020: ¥13,520,000 (Direct Cost: ¥10,400,000、Indirect Cost: ¥3,120,000)
Fiscal Year 2019: ¥10,010,000 (Direct Cost: ¥7,700,000、Indirect Cost: ¥2,310,000)
Fiscal Year 2018: ¥16,120,000 (Direct Cost: ¥12,400,000、Indirect Cost: ¥3,720,000)
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Keywords | ダマスクス / アレッポ / アルジェリア / 文化人類学 / 文化財科学 / イスファハーン / フェス / アルジェ / イッポーヌ / 都市保全 / 都市空間の重層性 / 都市計画 / 重層性 / 地中海地域 / シーラーズ / ガルダイヤ / パリ / カミロ・ジッテ / マルセイユ / 災害復興 / 重層的空間 / ヘレニズム / レジリエンス / 戦災復興 / 水と庭園 / 新自由主義 / 国際協力 / カッパドキア / 人類学 / 文化財学 / 地中海都市 / 都市史 / 震災復興 / 都市遺跡 / 環境解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
【申請時の研究目的と方法の概要】一連の考古学的・歴史学的研究の進捗を踏まえつつ、本研究では、現代的視点から都市文明の本質に光をあてる。西アジア地域には、数千年の歴史を誇る魅力的な都市が多く存在する。歴史都市は、形成と破壊を繰り返しながら今日に至った。稠密な都市空間に採光と通風をもたらす中庭や、住民のプライヴァシーを守る袋小路、キリスト教会とモスクの隣接・連携した空間は、地域に固有の生活文化の受け皿としても重要である。また、歴史の途上において破壊、廃棄され、今日では遺跡を残すのみとなった都市空間もまた、かつて多様な文化が共生し重層的に蓄積されてきたことを証言する文化遺産として意義を持つものである。 【本年度の研究実績】 代表者を中心に、コロナ明けの海外調査を4か国において実施した。モロッコ調査では、フェス旧市街中心部における暗渠道路「ラスィーフ道路」の、都市組織との整合状況を調査した。イラン調査(テヘラン、タブリーズ、イスファハーン、シーラーズ)では、旧市街内の歴史建築の保全・活用実態調査を実施した。アルジェリア調査では、アルジェにおけるフェルナン・プイヨンの三地区計画研究(本年度翻訳論文として公開)の追跡調査、ジャミラ、イッポーヌの古代遺跡の初動調査を実施した。調査成果のまとめ計画は今後の推進方策で説明したい。パリではプイヨンによる二地区を調査した。また、都市空間の重層化に関する基礎テキストとして、ロス・バーンズによる英文書籍『ダマスクス 都市の物語』と『アレッポ 都市の物語』の翻訳出版(中央公論美術出版)を分担者・協力者とともに実施した。翻訳作業を通じて、古代における都市の発生の様相、ヘレニズム期における都市基盤形成と変容、イスラーム時代以降の稠密化の過程、等についての知見が蓄積された。その他、研究室所属の大学院生による関連調査と学位論文の執筆から、教育連携的実績を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、コロナ禍を通じて実施できてこなかった海外調査について、限定つきながら実施することが出来た。これにより、現地調査由来のオリジナリティを確保した。また、二冊の訳書は西アジアの都市空間の重層化のありように関わる知見をもたらした。以上から順調に進展したものと判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度となる本年度は、とりまとめに向けて以下の推進方策をとっている。 1.『ダマスクス 都市の物語』『アレッポ 都市の物語』の翻訳作業で得られた都市空間の重層性に関わる知見を活かしての、これまでの研究の総括を行う。特に番匠谷堯二の都市計画実績についての総論的成果をまとめる。代表者個人の科研費基盤C(21K04389)との連携も踏まえて、領域全体の最終発表会での発表を行う。 2.最終発表会以後も、やり残した課題に取り組む。具体的には、領域全体として企画されている英文のシリーズ書籍において、各分野の分担者、協力者らによる領域横断的な知見集としてとりまとめる。 3.教育連携によって得られた、大学院生による修士論文等について、精査を行い、査読付きのジャーナル論文等として発表していく。
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