Budget Amount *help |
¥136,370,000 (Direct Cost: ¥104,900,000、Indirect Cost: ¥31,470,000)
Fiscal Year 2024: ¥23,010,000 (Direct Cost: ¥17,700,000、Indirect Cost: ¥5,310,000)
Fiscal Year 2023: ¥23,010,000 (Direct Cost: ¥17,700,000、Indirect Cost: ¥5,310,000)
Fiscal Year 2022: ¥23,010,000 (Direct Cost: ¥17,700,000、Indirect Cost: ¥5,310,000)
Fiscal Year 2021: ¥21,840,000 (Direct Cost: ¥16,800,000、Indirect Cost: ¥5,040,000)
Fiscal Year 2020: ¥45,500,000 (Direct Cost: ¥35,000,000、Indirect Cost: ¥10,500,000)
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Strategy for Future Research Activity |
マウスには9つの高次視覚野があるが、最近我々は、各高次視覚野は多様な反応特性を持ち、機能分化があることを示した(Murakami et al., 2017)。さらに開眼直後には、高次視覚野間の機能差は存在するものの大人よりは分化が進んでおらず、開眼後10日の間に急速に機能分化が進むことを示した(Murakami et al., 2017)。 開眼後に機能分化が進むのは、高次視床もしくはV1から受け取る情報の分化が進むからと考えられる。まず高次視床について考える。高次視床から高次視覚野への投射はP5で既に形成され、背側経路・腹側経路で経路が分離していることがわかってきた。従って、高次視床から高次視覚野への経路は、開眼直後から既にある程度の機能分化を示している可能性がある。このことを、高次視床から高次視覚野へ投射している軸索の2光子カルシウムイメージングで検証する。 Beltramo & Scanziani(2019)は、高次視覚野の一つであるPORの活動は高次視床からの入力に大きく依存していることを示しており、これが他の高次視覚野についても正しいとすると、高次視覚野での開眼後の機能分化の発達は、高次視床から高次視覚野への入力の機能分化が進む結果である可能性が考えられる。これを検証するため、(1)開眼直後には、高次視床から高次視覚野への軸索は機能分化が(ある程度はあるが)あまり進んでいないかどうか、(2)開眼後10日の間に、必要な情報を伝える軸索を残して刈り込まれ機能分化が進むかどうか、高次視床から高次視覚野に投射する軸索の2光子イメージングにより検証する。
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