Budget Amount *help |
¥104,910,000 (Direct Cost: ¥80,700,000、Indirect Cost: ¥24,210,000)
Fiscal Year 2024: ¥23,010,000 (Direct Cost: ¥17,700,000、Indirect Cost: ¥5,310,000)
Fiscal Year 2023: ¥23,010,000 (Direct Cost: ¥17,700,000、Indirect Cost: ¥5,310,000)
Fiscal Year 2022: ¥23,010,000 (Direct Cost: ¥17,700,000、Indirect Cost: ¥5,310,000)
Fiscal Year 2021: ¥21,840,000 (Direct Cost: ¥16,800,000、Indirect Cost: ¥5,040,000)
Fiscal Year 2020: ¥14,040,000 (Direct Cost: ¥10,800,000、Indirect Cost: ¥3,240,000)
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Outline of Annual Research Achievements |
昨年度までに発見した新規のコラーゲン蛍光プローブが、成体のコラーゲン観察に有用であることが明らかになっている。まず、非常に明るく、細い繊維も可視化できる。さらに毒性がない上に、長期間(30日以上)退色しないので、コラーゲン繊維の動態を観察できる。また、類似の分子により、波長の異なる蛍光での染色も可能であるため、個々のコラーゲン繊維の質的な変化も追跡できる。以下の新規知見は、その性質を利用して明らかになった。 アクチノトリキアの動態に関して、 (1)アクチノトリキアは、常にヒレの先端部に存在する。非細胞の大きな構造体が、体内を移動することは通常考えにくいので、先端で作られ、基部で分解されると考えられていたが、実際は、間違いなく先端部に移動していた。(2)個々のアクチノトリキアは、移動しながら成長するが、その成長は基部だけに起きる。(3)破骨細胞により、不要になったアクチノトリキアが分解される様子が動画でとらえられた。分解は、アクチノトリキアの密度が薄い領域で選択的に起きるため、この分解の選択性が、骨の2Dパターンを作っていることが示唆された。 垂直に立つアクチノトリキアに関して、 昨年度にAndo1,2遺伝子をKDした魚(F0)で、アクチノトリキアが垂直に立つ現象が見つかった。その詳細な解析のため、Ando1,2遺伝子をKOした系統を作成した。現在までに解っていることは、(1)Ando1,2遺伝子は、この現象に関して、ほぼおなじ効果がある。(2)垂直なアクチノトリキアは、ando遺伝子産物の、ある一定の低い発現の時に出現する。(3)前年に、両生類の肢芽で垂直コラーゲンが発見されたと報告したが、ヒレにおいては、よりはっきりと垂直コラーゲンの存在が確認できた。
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