げっ歯類の嫉妬:全脳活動計測による嫉妬の生成モジュールの探索
Project Area | The science of envy: Bio-Robotics integration for understanding social emotions and achieving an inclusive society |
Project/Area Number |
22H05080
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Research Category |
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Transformative Research Areas, Section (III)
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Research Institution | Nagoya University (2024) Osaka University (2022-2023) |
Principal Investigator |
笠井 淳司 名古屋大学, 環境医学研究所, 教授 (40454649)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 洋 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (10549603)
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Project Period (FY) |
2022-05-20 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥56,290,000 (Direct Cost: ¥43,300,000、Indirect Cost: ¥12,990,000)
Fiscal Year 2024: ¥18,720,000 (Direct Cost: ¥14,400,000、Indirect Cost: ¥4,320,000)
Fiscal Year 2023: ¥18,720,000 (Direct Cost: ¥14,400,000、Indirect Cost: ¥4,320,000)
Fiscal Year 2022: ¥18,850,000 (Direct Cost: ¥14,500,000、Indirect Cost: ¥4,350,000)
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Keywords | 嫉妬 / 不公平嫌悪 / 多領野イメージング / 全脳 / 不公平 / 大規模神経活動イメージング |
Outline of Research at the Start |
社会的情動の一つである嫉妬(不公平嫌悪)は、時空間的に動的な脳活動によって処理さ れるため、静的な神経回路地図を描いてきた従来の研究戦略からの変革が必要である。そこで独自の技術を組み合わせ嫉妬に関わるミクロ・マクロ制御のダイナミックな活動連関を明らかにする。さらに大規模な活動計測・詳細な活動操作・嫉妬表出の観察を通して、社会的情動モデルの機能モジュールの仮説を実証し、本領域で作成するヒト共生ロボットの開発に貢献し、共生社会への応用を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
社会的情動の一つである嫉妬(不公平嫌悪)は、時空間的に動的な脳活動によって処理されるため、静的な神経回路地図を描いてきた従来の研究戦略からの変革が必要である。そこで独自の技術を組み合わせ嫉妬に関わるミクロ・マクロ制御のダイナミックな活動連関を明らかにする。さらに大規模な活動計測・詳細な活動操作・嫉妬表出の観察を通して、社会的情動モデルの機能モジュールの仮説を実証し、本領域で作成するヒト共生ロボットの開発に貢献し、共生社会への応用を目指している。そこで、本研究では、げっ歯類の一連の情動コア領域等の大規模神経活動と実験動物の心拍や表情、体温など客観的な複数の表出指標の測定により、嫉妬生成に関わる脳内活動動態の特徴を明らかにする。さらに神経活動操作を行い、神経活動や嫉妬表出の観察を通して、A02/A03班が導出する社会的情動モデルの機能モジュールの仮説を実証する。本年度は、げっ歯類の不公平嫌悪課題を新たに構築し、大規模神経活動からコアモジュールに対応する領域を特定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ね計画通り進捗し、嫉妬生成を評価する実験系を構築し、嫉妬生成に関わる脳活動を同定できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
生体信号を記録しながら、大規模神経活動イメージングを実施していく。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)