Planned Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (B)
反応活性イオン(活イオン)を高濃度に含む活イオン液体の機能発現には、活イオンと溶媒分子との組成制御が極めて重要であるが、動的な反応場(界面)では活イオンの濃度分布が生じて局所的に平衡状態とは組成が変化する可能性がある。そこで本研究では、活イオン液体中における動的界面での組成変化を調べるとともに、その過渡的な動的溶液構造が各種反応にあたえる影響を明らかにし、活イオン液体の機能を最大限発現しうる組成設計を提示する。さらに、積極的に界面構造を制御した反応場を対象とした精密電気化学計測によって、特異な界面構造と表面反応機構の相関を明らかにする。