Planned Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (B)
本領域は、化学反応に寄与するイオン(活イオン)を濃縮した新奇液体材料群「活イオン液体」に関する統合的概念を確立し、変革的学術体系「活イオン液体の科学」の創成を目的とする。本研究計画では、「有機化学・生化学」的な視点から活イオンリッチ反応場の構造・挙動・反応・応用展開を精査する。2023年度は、セルロースや木材などの木質高分子(担当:鈴木)や細胞や組織などの生体高分子や薬用有効成分(担当:黒田)の「溶解」現象に関わる活イオンの定義づけや定量、活イオン濃度の制御法の確立に挑む。他研究班と連携して、活イオン液体の構造と溶解現象に関わる機能相関を解明し、活イオン液体ならではの新規利用技術を開発する。