Planned Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (B)
アルツハイマー病(AD)では、Aβ、tauの凝集が連続的に起こり、神経細胞死に至る。一方、パーキンソン病(PD)ではαSyn凝集、2型糖尿病ではIAPP凝集が各々病態に関わっている。疫学研究より2型糖尿病がAD及びPDの発症リスクを高めることから、研究代表者は、これらの疾患病態は分子レベルで密接に関わっていると考え、アミロイドの共凝集説を提唱した。本研究では、Aβ、tau、αSyn、IAPPから成るメタアグリゲートの形成および毒性機序を分子レベルで解明することを目的とする。得られる知見は、急増する糖尿病合併型認知症の早期診断法の糸口になり、メタアグリゲート疾患の根本治療を目指すものである。