Planned Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (B)
組織幹細胞はしばしば増殖や分化を休止させた状態で保持されている。活動休止は幹細胞の長期維持に必須であり、老化や慢性炎症により休止維持できなくなった幹細胞は組織再生能を失い枯渇していく。本研究では幹細胞が子孫細胞との細胞間相互作用を介して能動的に休止制御しているとの仮説をたて、その検証を通じて数ヶ月から数年にも及ぶ造血幹細胞休止の未知の制御メカニズムを解明する。さらに幹細胞老化による休止維持の破綻を統合的に理解することにより、老化幹細胞の若返り技術確立へとつなげる事をめざす。