Planned Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
現在国際的に世界哲学と世界哲学史を構築しようとする動向が強まっており、欧米でも複数のプロジェクトが活動している。本計画研究では、計画研究 A02とA03と連携をとりつつ、両者の議論を統合して「尊厳」概念を基盤とした世界哲学史の可能性を具体的に検討する。そしてその研究成果を「世界哲学会議」で発信をして「尊厳学」 の確立に寄与する。そのために「世界哲学会議」の招致等に関与する。研究の柱として「西洋哲学」を起源であるギリシア哲学に遡って再検討すること、中国哲学という軸から「哲学」の相対化と比較を図ること、そして近代を中心にそうした多元的哲学伝統を吸収し反映させる日本哲学の可能性を検討する。