| Project Area | Materia-Mind: Constructing a New Human Historical Science of the Co-creation of Material and Mind |
| Project/Area Number |
24H02198
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
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| Allocation Type | Single-year Grants |
| Review Section |
Transformative Research Areas, Section (I)
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| Research Institution | Doshisha Women's College of Liberal Arts |
Principal Investigator |
大西 秀之 同志社女子大学, 現代社会学部, 教授 (60414033)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小谷 真吾 千葉大学, 大学院人文科学研究院, 教授 (90375600)
近藤 宏 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (20706668)
長井 謙治 愛知学院大学, 文学部, 准教授 (20647028)
中尾 世治 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (80800820)
平川 ひろみ 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 客員研究員 (60887024)
山口 未花子 北海道大学, 文学研究院, 教授 (60507151)
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| Project Period (FY) |
2024-04-01 – 2029-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2025)
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| Budget Amount *help |
¥108,940,000 (Direct Cost: ¥83,800,000、Indirect Cost: ¥25,140,000)
Fiscal Year 2025: ¥22,360,000 (Direct Cost: ¥17,200,000、Indirect Cost: ¥5,160,000)
Fiscal Year 2024: ¥24,180,000 (Direct Cost: ¥18,600,000、Indirect Cost: ¥5,580,000)
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| Keywords | 社会制度 / 技術的実践 / 方法論的個人主義/全体主義 / キネシオロジ ー(運動機能学) / 科学実践の民族誌 |
| Outline of Research at the Start |
本計画研究では、地球上のさまざまな環境で居住する人びとを対象とし、特に現地の日々の暮らしを支えている技術的実践や社会制度に焦点を当てた民族誌調査を行うなかから、当該集団が獲得し維持している多様な認知能力の把握に努める。また近代化やグローバル化などを契機として、当該集団に引き起こされた認知変容に注目し、その要因やメカニズムの解明を試みる。さらには、エコシステム論的アプローチ、フィールドでの実験研究、文献史料を用いた歴史的遡及法などの方法論を導入し、身体レベルのミクロから集団レベルのマクロに至る認知変容の多角的な読み解きを行い、本領域研究が掲げる「ヒトとモノとの共創関係」を追究する。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、本研究計画班の代表者・分担者・協力者が参加する班会議を3回開催し、まず個人の研究活動から領域全体に対する貢献までを議論し共有する機会を設けた。第1回会合では、初年度の確認事項として、申請時点での領域全体とB01班の研究計画を把握した上で、各メンバーが調査研究の計画を報告するとともに、どのような貢献を領域全体とB01班に対して果たしうるか検討を行い活動方針を議論した。第2回会合では、各メンバーの進捗状況を確認するとともに、下半期の予算配分などを議論した。第3回会合では、本年度の各メンバーの活動と今後の計画を報告するとともに、次年度(2025年度)に開催される第3回全体会議でのセッションのテーマ選定に加え、本計画班がホストとなって開催するイギリス・セインズベリー日本藝術研究所との国際共同シンポジウムの開催計画などを議論した。 次に具体的な活動として、まず代表者1名・分担者6名・協力者4名それぞれが、調査研究対象とする各地域で民族誌調査を実施した。また第1回・第2回の全体会議では、代表者1名・分担者6名・協力者4名が口頭発表・コメント・ポスター報告を行い、各自の調査研究計画と領域全体に対する貢献を提示した。なお詳細に関しては、本領域の『第2回全体会議要旨集』(https://materiamind.ridc.okayama-u.ac.jp/media/files/_u/topic/file/1esp9hv8lg.pdf)を参照願いたい。 以上のような活動を基に、本年度は、学術雑誌論文2本(和文2本)、書籍掲載論文3本(和文2本・英文1本)、単著・編著2編(和文2編)、発表講演(日本語25・英語7)を刊行・報告することができた。各詳細に関しては、本報告と『マテリア・マインド2024年度報告』を参照願いたい。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度となる2024年度は、本計画研究班が目的として掲げている、①人類の認知能力が創出する多様な技術的実践や社会制度の把握、②実験室的認知研究が措定する前提の検証と新たな方法論の提案、③近代化やグローバル化を契機とする認知変容の検討、④技術革新や複雑化社会などを生み出した「文化進化」の要因の解明、などが部分的にでも各メンバーや計画班全体の活動によってー進捗状況に差はあるもののー実施できたからである。またこれらの調査研究は、A01~C02班までの5グループとの連携が可能であり、ひいては領域全体に貢献しうる十分な準備段階となった。くわえて、本計画研究が中心となって運営するキネシオロジー・ユニットに関しても、他班メンバーとの連携による共同研究を推進することができた。 これに加え、本年度は、海外の研究機関との連携も進めることができた。具体的な成果としては、次年度2025年5月に岡山市内でイギリス・セインズベリー日本藝術研究所との国際共同ワークショップの共催を計画することができた。またこの連携は、次年度にとどまらず、2026年度にはイギリスで開催することも合意していることから、本研究計画班が中心となって国際発信を行う機会が複数担保できた。さらに同研究班のメンバーの調査研究活動でも、海外の研究機関との連携が推進されており、今後、領域全体にも国際連携の機会を提供できる可能性が高くなった。 以上のような理由から、本年度は、B01班として設定した研究計画は概ね実施でき、一定の成果を得ることができたと評価できる。なによりも、5年計画の初年度として、中長期的な射程を見据えた調査研究を推進し、領域全体に貢献を果たしうる成果を提示する基盤を構築できたと考えている。
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| Strategy for Future Research Activity |
今後の計画としては、まず本年度の成果を基に、各メンバーがそれぞれのテーマ、方法、ディシプリンに基づき、地球上のさまざまな環境で居住する人びとを対象とし、特に現地の日々の暮らしを支えている技術的実践や社会制度に焦点を当てた民族誌調査を行うなかから、当該集団が獲得し維持している多様な認知能力の把握に努める。また近代化やグローバル化などを契機として、当該集団に引き起こされた認知変容に注目し、その要因やメカニズムの解明を試みる。さらには、エコシステム論的アプローチ、フィールドでの実験研究、文献史料を用いた歴史的遡及法などの方法論を導入し、身体レベルのミクロから集団レベルのマクロに至る認知変容の多角的な読み解きを行い、本領域研究が掲げる「ヒトとモノとの共創関係」を追究する。 以上のような目的の下、次年度(2025年度)も、まずメンバー全員が参加する会合の機会を設け、2024年度の活動結果を踏まえた上で、該当年度における個々のメンバーと班全体の調査研究計画を決定する。またその計画に従い、現地調査を実施し目的とするデータ収集など成果の蓄積を進める。そして年度末には、調査データ・成果の比較検討を目的とした研究会合を設け、メンバー全員で情報共有に努めるとともに2026年度以降の計画を策定する。なお次年度も、キネシオロジー・ユニットで研究会合を設け、他班のメンバーを積極的に招待し、発表やディスカッションなどを通して意見交換を行い、各グループとの共同・連携を深めるとともに、データ・成果の共有とその利用方法、領域全体に資する調査研究の方向性、問題解決のための共同研究の可能性などを模索する。さらには、イギリス・セインズベリー日本藝術研究所との国際共同ワークショップをはじめ、海外研究機関との連携を推進する。
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