Planned Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
神経可塑性制御に中心的な役割を果たすリン酸化酵素であるCaMKIIは、神経発火に伴うミリ秒スケールのカルシウム刺激に対してミリ秒スケールで応答する。しかし、CaMKIIは睡眠など、より長い時間スケールの生理応答にも関与している。本研究では、数十分にわたる長い時間スケールのCaMKIIの応答特性の理解と改変を行い、CaMKIIがミリ秒スケールのカルシウム刺激を、長い時間スケールの生化学的応答に変換・積算する機構を理解する。