Planned Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
π共役分子は、あらゆる物質科学・産業の根幹を成す機能性物質である。その主骨格は主にsp2混成炭素原子とヘテロ原子で構成され、これまでに多様な構造のπ共役分子が創出されてきた。一方で、新たな機能性物質の創製や破格の機能性の創出、π分子材料のさらなる発展のためには、sp2混成炭素を主とする骨格に限らない新たな炭素骨格をもつπ分子の開発が必要と考えられる。本研究では学術変革領域研究「π分子複雑性の追究が紡ぐ機能科学」においてπ分子の主骨格に対するsp3混成炭素骨格のハイブリッド化により高度π分子体を創製する。その機能創出を通して、革新的な骨格複雑性とは何かを探究する。