Planned Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
π分子複雑性を紡ぎ合わせる統合的デザインの学理構築を目指す本領域において,π電子に由来する物性の精密な制御は極めて重要である。本研究では,高度π分子体の状態複雑性に着目し,中性状態のみならず,カチオン(アニオン)状態の性質を最大限に引き出し,活用することを目指す。加えて,骨格複雑性を備えたπ分子体に対しても状態複雑性を付与する役割を担うことで,多段階応答性高度π分子システムへと昇華し,分子技術・機能創製に向けた学理構築に寄与する。