Planned Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では、精密高分子とタンパク質の相互作用様式の解明を目的とする。精密高分子に対して、進化分子工学的手法により多様な人工抗体の取得を試みる。約10兆種類の多様性を有する人工抗体ライブラリーを用いることで、幅広い結合特性をもつ抗体の選抜が可能となる。得られた抗体情報を、構造予測と統合し、相互作用の詳細な解析を行う。さらに、他のグリープで得られる精密高分子結合ペプチド配列と比較することで、タンパク質骨格の有無が相互作用に与える影響を検討する。加えて、精密合成糖鎖に対しても同様の手法を適用し、糖鎖構造との相互作用様式についても解析を進める。