Planned Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (B)
蛍光性温度プローブを用いた局所温度計測により、細胞内には1度を超える分布が存在することが示唆されているが、細胞の約70%を占める水分子による熱伝導を考慮すると矛盾が生じる。研究代表者らの先行研究により、蛍光プローブで計測している局所温度は、時定数の長い未知のエネルギー緩和現象の影響を受けている可能性が示唆された。本研究では、独自開発するラベルフリー近赤外フォトサーマル顕微鏡および超高速近赤外分光法を用いて、この仮説の検証および現象の解明を行う。