Planned Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (B)
リボソームの構成因子であるrRNAとリボソーム蛋白質は、それぞれ核小体と細胞質という異なる区画で合成されるが、その組み立ては核内で進行する。従って、細胞質で合成された新生リボソーム蛋白質は、合成後即座に核へと輸送される。しかし、単体では非常に不安定なリボソーム蛋白質が、どのように核内へと輸送されるのか、そのしくみはあまりわかっていない。そこで本研究では、新生リボソーム蛋白質の翻訳から核内輸送、さらには新生リボソームへの組み込みまでの時空間的制御を解明し、同時に孤児蛋白質として分解経路に進む一部の新生リボソーム蛋白質の特徴“なぜ分解経路へと進むのか?”も明らかにする。