Project/Area Number |
00F00336
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
General fisheries
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
萩原 篤志 長崎大学, 大学院・生産科学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
OLSEN Atle Ivar 長崎大学, 大学院・生産科学研究科, 外国人特別研究員
OLSEN A. I.
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Project Period (FY) |
2000 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 仔魚 / 摂餌選択性 / 種苗生産 / 餌料プランクトン / 摂餌行動 / 酵素活性 |
Research Abstract |
本年度は,高い産業価値を持ちながら,種苗生産技術が未確立のオニオコゼおよびイサキを主な研究対象とした。昨年度実施した餌料生物のワムシ類およびアルテミアに対する仔魚の摂餌選択性評価を受け,本年度は至適餌料サイズを把握と仔魚の摂餌・消化機能の発達を検討した。これらの結果に基づき,ワムシの適正給餌サイズを把握すると共に,アルテミア給餌への切替え時期を明らかにして,餌料系列を最適化することを最終目的とした。 オニオコゼでは,昨年度の餌料生物に対する摂餌選択性の試験結果をもとに,仔魚の1個体当たりの消化酵素活性(トリプシンなど)の計測を実施した。摂餌選択性に基づく最適餌料系列では仔魚の成長・生残がよく,消化酵素活性も有意に高いことが明らかとなった。次に,オニオコゼ仔魚に飼育水槽内の水流が与える影響を調べるために通気量の異なる実験水槽での初期飼育を実施し,成長,生残摂餌行動消化酵素活性の測定を実施した。本実験結果は現在とりまとめ中である。 イサキについて,昨年度の餌料生物に対する摂餌選択性の試験結果をもとに設定した最適餌料系列と従来の餌料系列で仔魚の成長と生残を比較した。その結果,最適餌料系列による飼育で,従来法よりも仔魚の成長・生残がともに約1.3倍高くなることが明らかになった。 これらの成果の一部は,2002年4月に北京で開催されたWorld Aquaculture Society Conference,および9月に長崎で開催された日本水産増殖学会で公表した。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)