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カニとイソギンチャクの共生がイソギンチャクに及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 00F00932
Research Category

Grant-in-Aid for JSPS Fellows

Allocation TypeSingle-year Grants
Section外国
Research Field 生態
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

酒井 一彦  琉球大学, 熱帯生物圏研究センター, 助教授

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) FIEDLER G. C  琉球大学, 熱帯生物圏研究センター, 外国人特別研究員
FIEDLER G. C.  
Project Period (FY) 2001 – 2002
Project Status Completed (Fiscal Year 2002)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywordsキンチャクガニ / イソギンチャク / 刺胞 / 脂質 / ミトコンドリアDNA / 褐虫藻
Research Abstract

カニと共生するイソギンチャクと同属で別種とされている自由生活のイソギンチャクは、カニと共生するものと同種である可能性を、イソギンチャクをカニから取り外して飼育することで検討する実験をさらに継続した。カニと共生していたイソギンチャクを数ヶ月水槽内で自由生活させて飼育したところ、野外で観察される自由生活のイソギンチャクと同様の形態に変化した。これは、カニに共生するイソギンチャクが自由生活のイソギンチャクと同種であることを示唆する。
イソギンチャクの刺胞組成を分析した結果、4タイプの刺胞を確認した。カニ共生型と自由生活型の間には明瞭な刺胞組成の差は見られなかった。このこともまた、カニに共生するイソギンチャクが自由生活のイソギンチャクと同種であることを示唆する。
イソギンチャクに共生する褐虫藻を分析した結果、自由生活型でカニ共生型よりも高密度であった。またイソギンチャクの脂質を分析した結果、自由生活型は不飽和脂肪酸の含有量がカニ共生型より高かった。自由生活型で褐虫藻の密度が高かったことと、飽和脂肪酸は褐虫藻の光合成産物に由来すると考えられることから、自由生活型は褐虫藻の光合成産物にエネルギーを依存していることが示唆された。
沖縄産(L. caestiferaとPolydectus cupilifer)とハワイ産(L. tessellataとL. edmondsoni)のキンチャクガニについて、ミトコンドリアDNAの16S領域を用いて系統解析を行った。その結果、異なる属に分類されているP. cupiliferが、他の同属の3種の中に入る系統関係が示唆された。

Report

(1 results)
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2001-04-01   Modified: 2024-03-26  

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