Project/Area Number |
01010030
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
竹市 雅俊 京都大学, 理学部, 教授 (00025454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 俊一郎 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (60117166)
月田 承一郎 東京都臨床医学総合研究所, 室長 (50155347)
関口 清俊 藤田学園保健衛生大学, 医学部, 講師 (50187845)
江口 吾朗 岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 教授 (80022581)
広川 信隆 東京大学, 医学部, 教授 (20010085)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥16,100,000 (Direct Cost: ¥16,100,000)
Fiscal Year 1989: ¥16,100,000 (Direct Cost: ¥16,100,000)
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Keywords | カドヘリン / デスモソーム / アクチン / Src / フィブロネクチン / 接着帯 / 中間径フィラメント / Vーfos |
Research Abstract |
竹市は、カドヘリン分子の細胞質領域に94Kdのタンパク質が結合し、この結合がカドヘリン分子の細胞外領域の機能にとって必須であることを明らかにした。楠見は、デスモソームの形成と分解の両方にアクチンフィラメントが必要であることなどを見つけた。江口は、色素上皮細胞のギャップ結合分子は、レンズ細胞、肝細胞等のギャップ結合分子とは異なる分子種であることをつきとめた。また、イモリの虹彩色素上皮からレンズが再生する時に一過性に消退する分子2NT36について、脚再生時においても一過性に消退することを見いだした。月田は、接着帯の純粋な膜分画を得てその成分に対する多くのモノクローナル抗体を作製した。また、接着帯にSrcファミリーに属するいくつかのキナーゼが濃縮されていることを明らかにした。広川は、ダウcDNAの繊維芽細胞への形質導入実験などにより、このタンパク質が微小管の束形成に重要な働きを持っていること、また、神経軸索の局所で細胞骨格のターンオーバーがおきることを示した。安藤は、中間径フィラメントのリン酸化による脱重合の分子機序を探り、ヘッドドメインの塩基性の減少が脱重合を誘起するという機構を示唆した。谷口は、Vーfosによる転移能増強に伴いアクチン関連タンパク質の発現が変化すること、カテプシンLの活性増強等がおきることを観察した。また、マウス重色腫に存在する新種アクチンに対する特異抗体を作製し、これがアクチンフィラメントに組み込まれていることを示した。関口は、フィブロネクチンmRNAの可変スプライシングが癌性修飾をうけていること、その産物が不溶性であることを明らかにした。榎本は、TPA耐性変異株TR4がVーSrc特異的に高転移性となることを見いだし、その要因を保った。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)