がん原物質によるDNA損傷、修復と誘発変異特異性のシャトルベクターによる解析
Project/Area Number |
01010036
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
加藤 武司 大阪大学, 医学部, 講師 (90028382)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
巽 紘一 京都大学, 医学部, 助教授 (30131022)
木村 博 滋賀医科大学, 助教授 (00110560)
大西 武雄 奈良医科大学, 教授 (60094554)
古山 順一 兵庫医科大学, 教授 (30068431)
佐藤 弘毅 放射線医学総合研究所, 障害基礎, 部長 (60029775)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥11,500,000 (Direct Cost: ¥11,500,000)
Fiscal Year 1989: ¥11,500,000 (Direct Cost: ¥11,500,000)
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Keywords | TrpーP2 / 変異原特異性 / DNA修復 / シャトルベクター / PCR / HPRT^ー遺伝子 |
Research Abstract |
本年度各班員の研究成果の大要を次項に記す。(i)シャトルベクターによるTrpーP2誘発突然変異の詳細な解析から、TrpーP2の変異一がん原性はDNAのグアニン附加体(C8GーTrpーP2)の生成による変異生成が主要であること、その誘発機構としてSlippage misalignmentモデルを提示した(加藤、木村)。この仮説を更に検証するため、AAFおよびOHーTrpーP2誘発変異の解析を行った。(ii)真核細胞でのこれら新しい知見を、データーの蓄積の多い大腸菌で比較するためIQおよびTrpーP2の変異スペクトルの解析を進めている(大西、尾川)。(iii)突然変異誘発とはDNA修復欠損の関係を調べるため、XP、AT細胞株にシャトルベクターを導入した系を樹立した。それを用いて、発がん物質により誘発された突然変異の解析を進めている。(古山)。(iv)シャトルベクター系では、cDNA遺伝子を用しているがゲノム遺伝子での研究も重要である。遺伝子増巾法(PCR法)の応用によってゲノム遺伝子の解析も可能となってきた。ヒトのゲノムHPRT遺伝子の突然変異をPCR法で解析する方法をほぼ確立した(加藤,松永)。立花らによって、これまでにサザンブロット法で解析されたヒト、リンパ芽球のHPRT変異細胞のゲノムHPRT遺伝子をPCR法で詳細に解析する実験がスタートした(巽)。(v)マウス培養細胞の修復欠損株を用いて、IQによる突然変異誘発頻度を調べたが、これまで高い感受性を示す修復欠損株は見つかっていない(佐藤)。
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Report
(1 results)
Research Products
(11 results)