Project/Area Number |
01010075
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Research Category |
Grant-in-Aid for Cancer Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | 国立予防衛生研究所 |
Principal Investigator |
吉池 邦人 国立予防衛生研究所, 腸内ウイルス部, 室長 (90072925)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 政光 愛知がんセンター研究所, 研究員 (00182460)
渡辺 純江 国立予防衛生研究所, 研究員 (00100107)
半田 宏 東京大学, 医学部, 助教授 (80107432)
榎本 武美 東京大学, 薬学部, 講師 (80107383)
有賀 寛芳 北海道大学, 薬学部, 教授 (20143505)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥16,900,000 (Direct Cost: ¥16,900,000)
Fiscal Year 1989: ¥16,900,000 (Direct Cost: ¥16,900,000)
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Keywords | 核内癌遺伝子産物 / DNA腫瘍ウイルス / DNA複製 / ポリオーマウイルス / アデノウイルス / パピローマウイルス |
Research Abstract |
ウイルスおよび細胞の癌遺伝子産物とDNA合成の関連が解析されているが本年度の成果のうち主なものは下記のとおりである。 1.ラット3Y1細胞を用いて各タイプHPV(1、6、16、18、33)E7遺伝子の細胞DNA複製誘導活性と形質転換活性を調べた。癌原性を欠く1型、6型のE7はDNA合成を誘導したが、フォーカス形成できず、その活性は16型の1/400以下であった。 2.Cーmyc蛋白はDNA複製開始因子であるとともに、エンハンサー結合蛋白であった。この蛋白はDNA上のTCTCTTAという配列に結合した。複製開始点とエンハンサーにはこの配列が含まれており、それぞれ21塩基対、10塩基対が必須であった。 3.Cーfos遺伝子産物がマウスDNAポリメラーゼβ遺伝子サイレンサー結合因子の1つであると推定された。 核内癌遺伝子産物が持つDNA複製誘導能が形質転換能とどのようにかかわるのか解明するのが目標の一つであり、その方向に共同研究を進めたい。
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