Project/Area Number |
01050014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Fusion Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | National Institute for Fusion Science |
Principal Investigator |
宮原 昭 核融合科学研究所, 教授 (40023692)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山科 俊郎 北海道大学, 工学部, 教授 (40001193)
木下 智見 九州大学, 工学部, 教授 (50037917)
桐谷 道雄 名古屋大学, 工学部, 教授 (70033826)
伊藤 憲昭 名古屋大学, 理学部, 教授 (90022996)
石野 栞 東京大学, 工学部, 教授 (70010733)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥4,900,000 (Direct Cost: ¥4,900,000)
Fiscal Year 1989: ¥4,900,000 (Direct Cost: ¥4,900,000)
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Keywords | 構造材料 / 炉内材料 / セラミックス / 重照射 / プラズマ壁相互作用 |
Research Abstract |
平成元年度の第1班の活動は第1サブ班構造材料(重照射)、第2サブ班炉内材料、第3サブ班セラミックスの照射損傷の三つの計画研究を中心に、昭和61、62、63年度の3年間の研究を補填しつつ特別研究10年間がそれなりにまとまるように総括班を通じて全体としての活動を行った。このために従来の研究成果をふりかえると共に平成元年度にどのような研究を実施すべきかの討論を中心として研究会、総括班会合を年度当初(6月5日ー6日)に開催した。さらに平成元年12月26日開催の第1班総括班会合においては、成果報告会の予稿を中心として本年度の活動状況を検討したが、与えられた境界条件の中で多くの成果が得られたことを確認した。この結果は成果報告会で発表されている。また総括班がかかわった事業としては黒鉛材料の中性子照射である。この研究は第2サブ班が抽出して来た材料を、第1サブ班や第3サブ班の放射線損傷の専門家が中心となって(1)炭素材料の中性子照射の現状と将来、(2)黒鉛の誘導放射能、(3)黒鉛材料の熱・機械的特性に及ぼす雰囲気効果と中性子照射効果、(4)黒鉛及び炭素複合材料の耐熱衝撃特性の評価、(5)中性子及びイオン照射された黒鉛の照射損傷等の項目の検討を行ったが、現在のITERのプラズマ対向材料の候補についての熱伝導の照射に伴う劣化の測定やその原因の解釈について大きい寄与があった。結論的にいえば第1班の研究においては14MeV中性子照射に伴う材料の重照射の研究(第1、第2、第3サブ班共通)、重水素・三重水素のプラズマ・壁相互作用に伴う炉内材料の研究(第2サブ班)、より実用的な立場に立ったセラミックスの照射損傷の研究(第3サブ班)などが不十分であったり、欠落していたりするが、10年間の特別研究を基盤として現状の紹介と将来への指針を与える成果は十分得られたように思う。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)