Project/Area Number |
01302010
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Astronomy
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Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
Principal Investigator |
笹尾 哲夫 国立天文台, 地球回転研究系, 教授 (20000177)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 忠徳 国立天文台, 地球回転研究系, 助教授 (60000171)
川口 則幸 国立天文台, 電波天文学研究系, 助教授 (90214618)
宮本 昌典 国立天文台, 位置天文・天体力学研究系, 教授 (30012850)
井上 允 国立天文台, 電波天文学研究系, 助教授 (10151622)
森本 雅樹 国立天文台, 電波天文学研究系, 教授 (80012805)
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Project Period (FY) |
1989 – 1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥7,600,000 (Direct Cost: ¥7,600,000)
Fiscal Year 1991: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 1990: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 1989: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | ミリ波帯VLBI / 群遅延時間 / メ-ザ-電波源の絶対位置 / 高位相安定・超広帯域光伝送系 / 簡易型VLBI相関処理装置 / 集合アンテン型VERA / VSOP / 電波位置天文学 / VLBI / 天体メ-ザ-源 / K-4型相関処理装置 / VERA |
Research Abstract |
1.国立天文台野辺山宇宙電波観測所及び通信総合研究所関東支所(鹿島)の研究分担者等による野辺山45mアンテナと鹿島34mアンテナを結ぶミリ波帯VLBI観測で、一酸化ケイ素メ-ザ-電波源の2本の輝線から群遅延時間を求め、VLBIでメ-ザ-電波源の絶対位置を測定することに世界で初めて成功した。また、晩期型星周辺におけるメ-ザ-源の空間分布を明らかにした。 2.鹿島34mアンテナとオ-ストラリアのパ-クス天文台64mアンテナを中心に、日本、オ-ストラリア、中国、ロシアの7カ所を結ぶ国際VLBI観測を組織し、クェ-サ-、パルサ-、水酸基メ-ザ-源、メタノ-ルメ-ザ-源の観測を行った。現在までに、国産記録装置を用いた日本ーオ-ストラリア基線の相関処理で、1.6GHz、2GHz、8GHzの各周波数帯で干渉縞の検出に成功し、解析を進めている。 3.国立天文台水沢観測センタ-に建設しているVLBI用10mアンテナの駆動制御系、光伝送系、受信機系の設計を終え、高位相安定・超広帯域光伝送系の特性試験を行い、高い性能を確認した。 4.国立天文台で開発して512複素ラグを持つ強力な簡易型VLBI相関処理装置を立ち上げ、実際の観測デ-タの処理を行い、連続波電波源とメ-ザ-線スペクトル電波源の双方で干渉縞の検出に成功した。 5.集合アンテナ型という新しいデザインに基づく最高の位置計測システムとして検討中のVERA(地球回転・電波位置天文用VLBI)によって実現される、基線ベクトル決定、複視野相対VLBIなどの新しい高精度観測法の原理を明かにするとともに、概念設計を進めた。 6.宇宙空間VLBI(VSOP)の観測信号系の設計を進めた。 7.140名を超える研究組織「VLBI懇談会」を中心とする研究会の組織や観測の企画調整の態勢を作り、将来の発展の基礎を固めた。
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