高気圧低温プラズマリアクタの将来性に関する調査研究
Project/Area Number |
01306020
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
電力工学
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Research Institution | Musashi Institute of Technology |
Principal Investigator |
堺 孝夫 武蔵工業大学, 工学部, 教授 (10061483)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生田 信皓 徳島大学, 工学部, 教授 (30035802)
山部 長兵衛 名古屋大学, 工学部, 助教授 (30093082)
伊藤 泰郎 武蔵工業大学, 工学部, 教授 (80061505)
杉光 英俊 上智大学, 理工学部, 講師
岡崎 幸子 上智大学, 理工学部, 教授 (30053523)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | プラズマ / オゾン / 放電 / 放電合成 / NOx処理 |
Research Abstract |
本研究の目的は、従来の低気圧低温プラズマに替わり、大気圧低温プラズマの発展の可能性を探るために行なわれ、以下の5つのグル-プに別れて調査研究を分担した。それぞれの大要を以下にのべる。 1 プラズマ基礎班 酸素・窒素を中心に電離気体中における電子エネルギ-と中性粒子衝突時の反応にたいする断面積、反応速度定数をまとめた。しかし、励起粒子に関する資料はまだまだ不足しており、この分野の今後の研究を待たなければならない事が判明した。 2 リアクタ反応診断班 反応に重要とみられる活性粒子の数、寿命、反応速度定数等実用上の気体について調査を行なった。放電中の測定は緒についた段階で、今後の成果が期待できる。 3 高収率オゾンジェネレ-タ班 オゾンについては放電中およびその後の生成、消滅が理論的にシミュレ-トできるようになった。実際上、放電を使用した場合の収率の上限値が4百g/kWh強であることが明らかになった。実用オゾンジェネレ-タではまだ、その域に達していないが、研究室レベルでは近い値が報告されるようになった。 4 排ガス処理リアクタ班 NOx,SOx,COxの放電プラズマ処理について調査が的なわれた。NOx,SOxについては電子線利用の研究開発状況がまとめられ、COxについては、ディ-ゼルエンジンについての開発が試みられた。 5 高気圧プロセッシング班 He混合空気の使用が、大気圧で表面処理を行ない得る大きな可能性を持っていることが明らかにされた。また過酸化水素製造が報告された。 総 括 以上の研究は平成2年2月20日、上智大学におけるシンポジュウムにおいて発表され、その内容は製本のうえ公表された。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)