Project/Area Number |
01307007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工業物理化学
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
伊藤 要 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (50024196)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 章一郎 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (90024364)
干鯛 真信 東京大学, 工学部, 教授 (60011011)
米山 宏 大阪大学, 工学部, 教授 (80029082)
堀 善夫 千葉大学, 工学部, 教授 (20114324)
藤嶋 昭 東京大学, 工学部, 教授 (30078307)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 炭酸ガス固定 / 窒素固定 / 炭酸ガスの電解還元 / ギ酸 / 一酸化炭素 / メタン / エチレン / アンモニア |
Research Abstract |
本研究の課題は化学者の夢と言われる程の大きな課題で、その学問的および実際的な意義は改めて述べるまでもないが、それを実現するためには各分野の研究者の協力と、応分の研究費の援助が必要であろう。従って、本研究では研究分担者の相互理解と、この研究課題の現状の把握と将来の方向を探り、重点領域研究への展開を準備するため、研究打合せ会および調査研究報告会(公開シンポジウム)を開催した。(1)第1回研究打合せ会(出席者7名)は平成元年7月20日に東京大学工学部で開催し、主として本研究の今後の進め方について討議し、調査研究報告会を12月4、5日に名古屋工業大学で「公開シンポジウム」として開催することを決定した。また、重点領域研究への申請方法についても検討することとした。(2)「公開シンポジウム」には研究分担者全員と一般参加者を合せて約100名の参加者となり、各研究分担者はそれぞれの分担課題について研究調査の現況を報告し、それに対して熱心な討論が展開された。その結果、炭酸ガスの電気化学還元に対して、より選択性に優れ、過電圧の小さい電極触媒の設計をする必要があり、そのためには反応機構の解明が必要であるが、炭酸ガス固定の可能性が十分にあることが示された。また、金属錯体などを触媒とする方法についても報告された。窒素については金属錯体を用いた方法による活性化が報告された。(3)第2回研究打合せ会が研究分担者全員参加のもとで当日の昼食時に開催され、本研究の重点領域研究への申請について討議した結果、「小分子の活性化」(代表者、干鯛教授)の1つの班として申請することに決定した。従って、平成3年度発足の重点領域研究には本研究単独では申請しないことになった。しかし、本研究に対する社会的要請は高く、また、一般研究者の関心も高いので、一般の方々も参加できる研究会等の形で本研究分野の発展を計るように努力する。
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