Project/Area Number |
01308020
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Radiation science
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
稲田 哲雄 筑波大学, 基礎医学系, 教授 (50114038)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤沼 篤夫 東京大学, 医学部, 助教授 (80010437)
辻井 博彦 筑波大学, 臨床医学系, 助教授 (50088853)
福本 貞義 高エネルギー物理学研究所, 教授 (90029637)
遠藤 有聲 高エネルギー物理学研究所, 教授 (70013399)
橋本 省三 慶応大学, 医学部, 教授 (40050348)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1989: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | がん治療用加速器施設 / 陽子シンクロトロン / 照射制御 / 診療設備 / コスト・ベネフィット / 放射線安全管理 |
Research Abstract |
本研究では我国で進められている粒子加速器の医学利用計画の現状を調査し、これらのうちでとくにがん治療専用施設として計画されている筑波大学の陽子線加速器施設と放医研の重イオン加速器施設の概念設計をとりあげて、それぞれの計画について検討を行った。加速器・ビ-ムライン、照射制御、診療設備および建屋・安全管理の4項目について、それぞれの専門研究者を中心として討議し、問題点を指摘し、また必要不可欠な設備に絞り、無駄のない施設となるよう配慮して、可及的コンパクトかつロ-コストなものとなるように下記の検討項目を洗い出した。 1.加速器・ビ-ムラインについて:a.エルネギ-の可変範囲の設定規準、b.ビ-ムライン出口での所要ビ-ム強度、c.速い取り出しと遅い取り出しの臨床的意義、d.照射制御系とビ-ムオフのリンクとその精度、e.陽子シンクロトロンの小型化、f.自動運転制御方式、g.回転ガントリと斜入射ビ-ムの必要性 2.照射制御について:a.大照射野形成方式、b.電算機制御、c.線量評価法と精度 3.診療設備について:a.術中照射設備、b.CT装置、c.MRI装置、d.コスト・ベネフィットの評価 4.建屋・安全管理について:a.建屋厚壁部の取扱い、b.新しい放射線安全管理基準への対応、c.廃棄物の取扱いと将来 ここに挙げた各分野の検討項目については次期の研究班によって可及的低価格かつ軽量化の方針に沿って結論を求めてゆくことが期待されるが、一方において医療用施設としての性格から、各装置が常に正常に作動すべきことが格別に強く要求される。そのための主要装置へのバックアップや交換部品の準備体制も検討すべきである。 なお、これらの研究成果の詳細は研究報告書に括められた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)