Project/Area Number |
01308021
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高久 史磨 東京大学, 医学部(病), 教授 (40048955)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 政樹 自治医科大学, 医学部(病), 教授 (60012762)
外山 圭助 東京医科大学, 医学部(病), 教授 (00051293)
溝口 秀昭 東京女子医科大学, 医学部(病), 教授 (70049021)
平嶋 邦猛 埼玉医科大学, 医学部(病), 教授 (00165169)
三浦 恭定 自治医科大学, 医学部(病), 教授 (60048965)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 1989: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
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Keywords | 血球細胞 / 増殖 / 分化 / 造血因子 / サイトカイン / コロニ-刺激因子 / インタ-ロイキン / 造血幹細胞 |
Research Abstract |
血液細胞の増殖と分化に関する分野の研究は各種血液疾患の病態の解明や適切な治療法の確立のためにきわめて重要な位置を占めている。本研究班では、「重点領域研究」として「造血幹細胞の分化増殖の分子生物学的解析」が平成2年度より開始することを踏まえて、全国の血液学の専門家の間で討議を行ない、準備を行なった。 1.基礎的分野では、インタ-ロイキン6などのサイトカインの作用と血液疾患の病態について検討が行なわれた。とくに、インタ-ロイキン6と多発性骨髄腫の病態との関連について広島大学蔵本淳班員より報告がなされ活発な議論が行われた。 2.血球細胞の分化についてはサイトカインの作用とそのメカニズムについて検討が行われた。とくに、好塩基球の分化について変異マウスを用いた研究が大阪大学北村幸彦班員より報告され、がん遺伝子Kitとこれを調節する液性因子のもつ役割について詳細なデ-タが紹介され、議論が行われた。 3.臨床分野では、顆粒球コロニ-刺激因子(GーCSF)やエリスロポエチンなどの造血因子の各種疾患に対する有効性が検討された。とくに、GーCSFの化学療法後の好中球減少症や骨髄移植後の投与、白血病治療後の好中球減少症に対する応用、AIDSにおける感染症に対する投与、再生不良性貧血や不応性貧血などに対する応用などが班長らによって報告された。さらに、GMーCSFやインタ-ロイキン1などのサイトカインの臨床応用についても討議が行なわれた。
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