表紙模様の記述用語統一と国文学研究への利用法開発のための基礎的研究
Project/Area Number |
01450115
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
国文学
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
竹下 義人 国文学研究資料館, 文献資料部, 助手 (90197286)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
樹下 文隆 国文学研究資料館, 文献資料部, 助手 (70195337)
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Project Period (FY) |
1989 – 1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 書誌 / 書誌調査 / 表紙 / 表紙模様 / 文様 / 和本 / 版本 / 国文学資料 |
Research Abstract |
1.実施計画にもとづき、今年度は以下のごとき作業を行なった。 (1)『大阪府立図書館特別集書目録稀書解題的録和漢書の部』・『鴻山文庫本の研究謡本の部』・『酒田市立光丘文庫俳書解題』・『大東急記念文庫貴重書解題第三巻国書の部』・『名古屋市逢左文庫善本解題図録一.二.三』・『米沢善本の研究と解題』等、各種の書誌解題より抜き出した表紙模様の記述用語について、パ-ソナルコンピュ-タに入力を完了した。 (2)昨年度に続き西教寺・松本真一文庫・島原図書館等、各地の文庫・図書館に赴き、所蔵されている和書の表紙模様を調査した。 (3)写真で収集し、名称を考えた表紙模様の一部を影印で『国文学研究資料館文献資料部調査研究報告』(逐次刊行物)第12号に発表した。 2.現在までのところ、俳諧と謡曲の刊本については、かなり整理がつき、内容や時代的傾向による模様の違いが認められた。また、仏教書についても、宗派や時代の差が窺われる。これらを刊者や表紙屋との関係から整理していくことが今後の課題となろう。 3.各種書誌解題からの表紙模様の記述用語の抽出作業はほぼ終了したが、まだそれをコンピュ-タに入力する作業が残っている。また、表紙模様の収集についても、所蔵者の許可を得ている文庫のうち、実施できなかったところが少しある。表紙模様の名称についても、未考のものが残っており、今後に期したい。 4.収集した表紙模様やコンピュ-タに入力した記述用語の扱いについては、さらに他の書誌情報などと合わせて、将来的には画像処理システムを利用し、デ-タベ-ス化を目指したい。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)