模型を用いた森林の風致的取り扱いに関する実験心理学的研究
Project/Area Number |
01480068
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
林学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
篠原 修 東京大学, 工学部, 助教授 (70101110)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仁多見 俊夫 東京大学, 農学部, 助手 (20192255)
下村 彰男 東京大学, 農学部, 助手 (20187488)
堀 繁 東京大学, 農学部, 助手 (90143403)
南方 康 東京大学, 農学部, 教授 (00011841)
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Project Period (FY) |
1989 – 1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 1990: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1989: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Keywords | 森林風致施業 / 模型シミュレ-ション / 視覚心理実験 / 模型シミュレ-シヨン |
Research Abstract |
充分な効果をあげていない従来の森林風致施業に代わる新たな風致切取り扱い法を提案することを目的に、昨年度の成果を踏まえた上で、 (1)模型によるシミュレ-ション (2)視覚心理実験による評価 (3)伐採・搬出に関する検討 (4)総合考察 をおこなった。具体的内容とその結果は以下のとおりである。 (1)については、昨年度作製の模型の改良をおこなった。シミュレ-ションは、(1)針葉樹人工林の(i)本数密度、(ii)広葉樹混入歩合、(2)針葉樹人工林皆伐時の(iii)残置木数、(iv)エッヂのグラデ-ション度合、(3)針葉樹人工林と広葉樹天然林の(v)境界のグラデ-ション度合についておこない、本モデルの再現性・操作性の優秀性と限界を確認した。 (2)については、目的に応じた評価法と評価軸を(1)の各シミュレ-ション毎に設定し、シミュレ-ション結果の写真を刺激として、30名の被験者に対しておこない、各写真について風景的観点からの好ましさの度合を明らかにした。その実験結果から森林の風致的取扱いをおこなう際の知見を得た。 (3)については、実際の森林(東京大学秩父演習林)を対象に、(2)の結果に基づく施業をおこなった場合の伐採・搬出の検討をおこなった。その結果、技術的には特に支障はなく、経済的にも許容の範囲であることが明らかとなった。 (4)については、以上の成果と昨年度の成果を踏まえて、森林の風致的取扱いに関する新しい提案を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)