Project/Area Number |
01480423
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
下奥 仁 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (00068420)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三村 治 兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (60157584)
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Project Period (FY) |
1989 – 1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 1990: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1989: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
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Keywords | 外眼筋 / 血流量 / 吸入式水素ガスクラアランス法 / レ-ザ-ドップラ-法 / ネコ / ヒト / 水素ガスクリアランス法 |
Research Abstract |
<1.ネコ外眼筋の血流量>___ー:(1)水素ガスクリアランス法とレ-ザ-・ドップラ-法との比較:前回報告より対象を増やし7匹の成猫を用いた。上直筋付着部後方0.5ー1cmの部位に白金電極を刺入し、その近傍にレ-ザ-・ドップラ-用電極を固定し血流量の同時測定を行った。その結果前者をx、後者をyとするとy=0.827x+1.776(r=0.845,n=55,p<0.001)と両者には高い有意の正の相関が得られた。またこの傾きと各個体間の傾きとには有意差になっかった。以上より、実験的に外眼筋の血流量の絶対値を瞬時に表示可能となった。(2)眼圧変化時の外眼筋血流量:対象として8匹の成猫を使用した。レ-ザ-・ドップラ-法を用い上記と同様の方法で行った。前房内へ人工房水を注入し、眼圧を変化させ眼圧ないしは潅流圧と上直筋の血流量との相関をみた結果、眼圧15mmHg(平均)の時血流量が最大となり、全例で、潅流圧の一定範囲内では上直筋の血流量の自然体数と潅流圧との間に非常に高い有意の正の相関がみられた(p<0.005)。 <2.正常ヒト外眼筋の血流量>___ー:前もって実験内容を理解し、同意を得た有償被検者4名を対象とした。電極直径80μmのワイヤ-型白金黒電極を使用した。この電極は単極芯電極として筋電図記録も可能である。先端をフック状にワイヤ-型電極を21Gカテラン針へ挿入し、外眼筋に刺入した。筋電図放電により、筋内へ刺入されたことを確認後、カテラン針を抜去し低濃度水素ガスを吸入し飽和させ、クリアランスカ-ブを得た。またア-チファクトとなる眼球運動をなるべく抑えるため、呼吸や、血圧に変動を与えないペンタゾシン^Rの静注を前処置として行った。安静時の外眼筋血流量は値は10.3〜33.0ml/100g/min(n=22)であった。また連続測定により得られた結果は良好な再現性を示した。この容易で、放射線被爆のない方法は血流値の絶対値得られ、今後臨床応用も十分可能である。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)