Project/Area Number |
01510009
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Chinese philosophy
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
麥谷 邦夫 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (90114678)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1989: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 漢籍 / テキスト・デ-タベ-ス / 真誥 / 一字索引 / 検索 / 外字 / 周氏冥通記 / 度人経四註 |
Research Abstract |
本研究の実績概要は以下のようなものである。 1.『真誥』のテキスト・デ-タベ-スおよび一字索引の作成 これに関しては、平成2年度京都大学人文科学研究所の研究報告として『真誥一字索引』が出版されることになった。 2.『周氏冥通記』『霊宝度人経四註』などのテキスト・デ-タベ-スの作成 これに関してはすでにパソコン上で検索可能になっている。 3.漢籍テキスト・デ-タベ-ス作成及びパソコン用検索プログラムの編成 これに関しては、一応満足すべきものが完成し、頒布可能である。 4.漢籍テキスト・デ-タベ-ス作成上の問題点の整理 1.デ-タ構造の問題 漢籍の典型ともいうべき経書は、一般に経、注、疏、校勘という四層構造を有するが、そのデ-タベ-ス化はそれほど容易ではない。経、注、疏の各一字毎に、注、疏、校勘情報へのリンクを附すのが最良であるが、検索に相当時間がかかりパソコンレベルでは現実的ではないこと、現状では一字索引方式がもっとも効果的であることが明らかになった。 2.外字処理の問題 『真誥』12万字程度の書物で、JIS規格外の外字が500字あまり生ずる。異体字を厳密に区別するとその数はもっと増える。現在のMS-DOSパソコンは、使用可能外字は最大188字程度であるから完全に役不足である。解決策としては、ビットマップ・ディスプレ-を使用するのが一番簡便な方法であるが、文字コ-ドが未定義であるため互換性に問題が生ずる。
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