幼児の自己形成過程に及ぼす保育形態の影響-コンピテンスと社会的比較を通して-
Project/Area Number |
01510046
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Psychology
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
藤崎 眞知代 群馬大学, 教育学部, 助教授 (90156852)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 利武 群馬大学, 教育学部, 助教授 (20008189)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1989: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | コンピテンス / 社会的比較 / 自己形成 / 保育形態 |
Research Abstract |
国立大学附属A幼稚園3歳児18名(男女児各9名、レンジ3歳9か月〜4歳6か月)、4歳児34名(男女児各17名、レンジ4歳7月〜5歳6か月)、5歳児34名(男女児各17名、レンジ5歳6か月〜6歳6か月)、および、国立大学附属B幼稚園5歳児32名(男女児各16名、レンジ5歳5か月〜6歳4か月)、を対象に、1989年7月から1990年3月にかけて、行動観察と面接調査を行った。また、両親と担任保育者へのアンケ-ト調査を実施した。その結果、以下の9点が明らかになった。 1.幼児の有能感(コンピテンス)の自己認知は、因子分析によれば、(1)学習面、(2)運動面、(3)仲間からの受容、(4)母親からの受容、の各領域から構成されている。 2.コンピテンスの自己認知は、総じて3歳が最高で4・5歳では低下するという年齢的変化がみられる。 3.自他の行動の比較(社会的比較)は、年齢とともに多くなる傾向がみられる。 4.重回帰分析によれば、社会的比較からコンピテンスの自己認知が予測されるのは、5歳児のみである。 5.重回帰分析によれば、コンピテンスの自己認知から社会的比較が予測されるのも、5歳児のみである。 6.幼児のコンピテンスの自己評価と両親による他者評価とのズレは、総じて年齢とともに減少する。 7.幼児のコンピテンスの自己評価と保育者による他者評価とのズレも、総じて年齢とともに減少する。 8.徹底した自由保育幼稚園では、達成的社会的比較の頻度が高い。 9.徹底した自由保育幼稚園では、集団生活における基本的生活習慣の確立がより幼児の内発的動機に基づいてなされる。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)