• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

日本保守政治の社会学的研究

Research Project

Project/Area Number 01510104
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 社会学(含社会福祉関係)
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

筒井 清忠  京都大学, 文学部, 助教授 (50121398)

Project Period (FY) 1989
Project Status Completed (Fiscal Year 1989)
Budget Amount *help
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1989: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Keywords保守政治 / ライフヒストリ- / 日本的政治文化 / 日本社会論
Research Abstract

1.研究期間中に参議院選挙が行なわれ、保守勢力と革新勢力との間に逆転現象が生じるという現象がみられた。従って「保守政治の長期一元的継続」という研究の前提には若干の変化が生起したわけだが、危機的な状況であっただけにかえってこれまでの長期間にわたる保守政治の問題点が鮮明化されやすく有意義な研究が行なわれたと言えよう。
2.研究は国会図書館、大宅荘一文庫、東京都立中央図書館、東京大学教養学部等における文献資料の調査研究に相当のウエイトを置いて進められた。とくに政治家の伝記的資料については、かつて国会図書館所蔵の目録が秀れたものとして広く研究者間に流布していたが、そこに欠落した多くの文献を発見することが出来、この方面の研究は未だに基本的な点で不十分さが残ることを痛感した。
3.文献研究を深めつつ、文献研究の限界を補完するためにも、本来の研究方法であるインタビュ-調査を実施した。ただ、研究期間中に衆参両議院とも選挙があり、前述のごとく保守党は危機的状況にあったため保守政治家は極めて多忙で、研究開始当時に期待していたほどの成果があがらなかったことは否定できない。しかし、この点は時期的にやむをえないであろう。
4.文献調査とインタビュ-調査で浮かび上ってきたのは保守政治家をとりまく政治文化の問題である。最も探究の困難な政治資金源の問題を考えるにしても、日本的贈答文化という政治文化的背景を明らかにせずにはその実態の解明は完璧にはできない。
5.従って以上の研究を通じて、ライフヒストリ-的保守政治研究の基礎を構築し、日本社会論を基盤にした日本的政治文化論への方向性が拓り開かれたといえよう。

Report

(1 results)
  • 1989 Annual Research Report

URL: 

Published: 1989-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi