Project/Area Number |
01510144
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educaion
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
馬越 徹 名古屋大学, 教育学部, 助教授 (60000030)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1989: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 外国人留学生 / 大学入学資格 / 日本語能力試験 / 学位相互認定条約 |
Research Abstract |
1.本研究は、急増する外国人留学生の入学資格および学力認定を、いかに正確で合理的な手法により行なうかに関する実証的・実践的研究である。高等教育機関の卒業時における「学位」については、ユネスコによる「学位相互認定条約」があるが、アジア・太平洋地域はその批准がもっとも遅れており、日本もまだ批准していない。それは、この地域の中等教育レベルが、国によりあまりにも多様であることに由来している。 2.入学資格の認定は、1)初等・中等教育年限、2)初等・中等教育の内容・水準、3)各国の中等教育修了試験ないし大学入学試験をいかに認定するか、に関係している。また学力の認定は、1)基礎学力(言語・数理解析能力)、2)当事国の言語(日本の場合「日本語」)能力、を中心に行なわれる。これらについて、日本に留学生を数多く派遣している東アジア(中国、台湾、韓国)および東南アジア諸国に関し、基礎的調査を行なった。特に、日本が行なっている外国人私費留学生統一試験おび日本語能力試験を検討した結果、外国人私費留学生統一試験の海外実施の必要生を痛感した。 3.アメリカのAACRAO、NAFSA、イギリスのUKCOSA、カナダのCBIEなどが作成している外国人留学生の入学資格・学力認定に関する基礎資料をかなり収集することができ、それらの分析を行なった。これに基づき日本版カントリ-・インデクス(入学資格・学力認定読替表)を作成するための基礎作業を行ない、一定の成果をあげることができた。 4.今後の課題としては、現地調査(資料収集・関係者へのインタビュ-)により、さらに確度の高い資料を収集して、本格的な日本版カントリ-・インデクスを作成する必要がある。
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