公立大学の存立構造に関する研究-地域社会志向とユニバ-サリズムの問題を中心として-
Project/Area Number |
01510166
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educaion
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Research Institution | Gunma Prefectural Women's University |
Principal Investigator |
村田 鈴子 群馬県立女子大学, 文学部, 教授 (20099625)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永井 聖二 群馬県立女子大学, 教育学部, 助教授 (00133025)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 公立大学の性格 / 公立大学の存立構造 / 管理運営の特色 / 公立女子大学在学者調査 / 州立大学の起源 / ランド・グランド・カレッジ / ウイスコンシンの理念 / ユニバ-サリズム・ロ-カリズム |
Research Abstract |
まず始めに、公立大学の規程集を蒐集し、各大学の行政組織や管理運営組織を明らかにした。また、公立大学の性格とその特色を理解するために、静岡県立大学、沖縄県立芸術大学、大阪女子大学等を訪問して、実態調査を行った。地方自治との関連において、また設置者が各大学で異なる点において、公立大学が国立大学と相違すること、および国立大学と私立大学の谷間にあるといえることなどが、今度の研究で理解できた事柄である。 さらに、アメリカ州立大学の紀源、ランド・グランド・カレッジの設立をめぐる諸問題、州立大学における地域社会志向を理解するために、「ウイスコンシンの理念」について研究した。州当局と大学との関係を中心に、州立大学の運営に関する20世紀初期の一モデルを提示した。第二次大戦後、アメリカの公立都市大学の招頭に関しては、今後の研究で明らかにしていきたいと考える。 研究分担者は、「公立女子大学在学者についての調査」というタイトルの質問紙調査を企画・作成し、群馬県立女子大学の在学生600名を対象に調査を行った。本学以外の4つの公立女子大学の在学生にこのような調査を依頼することは容易でなかったが、各大学の事務局長をはじめ、事務当局の御協力をえて、幸い、100パ-セントに近い回収率であった。それらを集計し、その結果の分析を各女子大学ごとに行って比較検討した。公立女子大学生の問題意識が明らかになった。 今後、わが国の公立大学について総合的に研究を深めて問題点をさぐり、アメリカの州立大学との比較研究も行って、数年後に『公立大学に関する研究』として、出版したいと考えている。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)