日米四年制大学における単位制度の実態と将来像に関する比較調査研究
Project/Area Number |
01510169
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educaion
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Research Institution | International Christian University |
Principal Investigator |
讃岐 和家 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (30052210)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 尚子 活水女子短期大学, 助教授
川瀬 謙一郎 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (90052208)
林 昭道 国際基督教大学, 教養学部, 助教授 (30119060)
B.C デューク 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (20052227)
立川 明 国際基督教大学, 教養学部, 助教授 (70119056)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 学部教育 / 単位制度 / 最低履修単位数 / 進級条件 / 日米比較 / 大学改革 |
Research Abstract |
(1)本研究において私たちはは、日本およびアメリカの4年制大学の単位制度の実態調査と比較研究を行い、日本の大学における単位制度の将来像の予測を行った。日本の大学については、『全国大学一覧』(文教協会刊行、平成元年度版)に収載の全大学の全学部(総数1268)に質問紙を送り、卒業の要件である総単位数、進級の条件、単位履修の最高制限、単位履修の最低の条件、および卒業論文・卒業制作を調査し、951の学部から回答(全体の約75%)を得た。アメリカの大学については、“Profiles of American Colleges"(Barron's Educational Series社、1986年版)に収載の全大学(総数1502)を代表すると思われる302大学の学部を選び、これらの学部に履修要項の送付を依頼し、送られてきた履修要項の記載に基づいて、日本の大学の場合と同様に、5つの項目の調査を行った。履修要項を送ってきた大学は166校(調査対象校の約55%)である。 (2)日本の大学における卒業の要件としての総単位数の平均は、学部数の多い文、法、経、工の4学部の場合、それぞれに134.4、136.1、134.4、134.7であり、最高は154、160、160、178.5であった。これに対して、アメリカの大学の学部卒業に必要な総単位数は、1単位を大学設置基準第26条に規定されている45時間の履修時間として計算するとき、おおむね120〜130単位であり、これを相当程度超える学部はみられなかった。 (3)進級の条件についての規定の有無を日本の大学についてみると、文、法、経、工の4学部で「有」と回答した学部の比率(%)はそれぞれに45、53、59、81で、上記の順に多くなっている。また、1年ごとの最低履修単位数を定めている学部は極めて少ない。アメリカの場合、1年ごとの最低履修単位数を定めている学部が大多数である。最低履修単位数は「各学期15単位(年に30単位)」を基本型とし、1学期12単位でもよいとしている学部が多数みられた。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)