Project/Area Number |
01520033
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Politics
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
谷 聖美 岡山大学, 教養部, 助教授 (40127569)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 55年体制 / 社会党 / 野党 / 議会政治 / 立法過程選挙 / 中選挙区制 |
Research Abstract |
本研究は、主として日本社会党の政党政治上の位置と役割を、国政選挙に関する諸デ-タや国会活動の実際の姿などを通して分析しようとしたものである。また、それによって、1955年以降一度も政権交代のなかった日本の議会政治において、野党の存在意義や、無力な反対のみの野党というステレオタイプ的な考え方の妥当性などについても検証を加えようとした。 具体的には、第一に、これまでほとんど研究の進んでいなかった社会党について、様々な文献資料を収集、検討して、党としての、またそこに属する個人としての政治家のその時々の行動や政策態度を分析しようと努めた。例えば、国会図書館における衆議院公報の閲覧は、社会党が日常的な政策問題についても、世上言われているよりもずっとエネルギ-を割いてきたことを明らかにしてくれた。ただ、戦後全ての期間についてこのような分析を完了することができず、論文としてはとりあえず50年代後半に絞ったものを書き上げた。 第二に、戦後社会党が国政選挙にたてた全候補者のデ-タをコンピュ-タ-に入力し、その定性的傾向や出身職業構成の変化などを分析し、さらにそれを通じて同党の選挙戦略の変遷を明らかにしようとした。これは、プルズワスキ-らによる西欧社会主義政党研究との比較をも念頭においたものである。ただ、デ-タの収集、入力の困難性は当初の予想を超えるもであり、ために参議院については作業を終えることができなかった。 第三に、社会党の現職国会議員全員に対するアンケ-ト調査も計画していたが、これは総選挙が1990年にずれ込んだために実施できなかった。そのため、これに予定していた資金は、資料収集など他の活動に充当した。
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