Project/Area Number |
01530017
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
統計学
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
渋谷 政昭 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (20146723)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
椿 広計 慶應義塾大学, 理工学部, 専任講師 (30155436)
柴田 里程 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (60089828)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1989: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 最大推定法 / フィッシャ-情報量 / 乱数生成法 / 特性関数 |
Research Abstract |
1.基礎、安定分布の確率密度関数の陽な表現を数値的に求めれば、母数の推測が可能となる。高速フ-リエ変換を用いて特性関数の逆変換を行い、その精度を検討した。密度関数が陽に表されるα=2;α=1、β=0;α=1/2、β=±1の場合の精度を手掛りに、一般の場合の評価を進めている。 確率密度関数の積分表示(Zolotarev)を利用した、安定分布乱数の生成法がJ.M.Chambers et al.により提唱され、プログラムも流布している。もっぱらパラメ-タの値の狭い範囲で利用されているようであり、α<1では役に立たないことを確かめた。アルゴリズムの改善策は検討中である。 2.推測法。パラメ-タの値がβ=±1という特別な場合には逆数モ-メントを陽に表すことができる。そこで逆数べき乗の系列を直交化した関数系によりML推定量を求め、Fisher情報量を表示することが原理的には可能である。パラメ-タの値によっては直交関数系展開の収束が遅く、対策が問題である。 3.応用。安定分布の応用例として、Mandelbrotが所得、株価を取り上げて以来、経済学での関心が強い。実際に適用可能であるかどうかの検討のために、日本の株価について、GaleのMicrostrategyを用いて、デ-タの特徴抽出を試みた。つまり、株価の業界平均と各社の時系列を較べ、類似のものと異なるものとに区別するのに有効な統計量を試行錯誤で求めた。その結果、時間領域よりも周波数領域での解析が役立つことが判明した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)