Project/Area Number |
01530040
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Economic history
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
柳沢 遊 東京農工大学, 工学部, 助教授 (20174542)
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Project Period (FY) |
1989 – 1991
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1991)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1991: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1990: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1989: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 大連財界 / 大連商業会議所 / 青島居留民会 / 在華日本人 / 満州経済 / 山東省低利資金 / 対満進出 / 在華日本人経営 / 在華居留民経済 / 青島居留民団 / 青島経済 / 大連経済 / 満州進出 / 中国在留日本人 / 在華日本人営業者 / 来満事情 / 対華商工移民 / 日本人の対満進出 / 経歴分析 |
Research Abstract |
平成3年度の資料収集については、古書購入のほか、6〜8月に3回の資料収集出張を行なった。古書では、自游書院他より「山東省畜産関係資料」(33点)ほか多数の資料文献を購入、名古屋商工会議所情報サ-ビスセンタ-(6月12〜13日)、滋賀大学(7月29日)富山大学・(7月30〜31日)山口大学(8月8〜10日)では、それぞれに在華居留民経営・経済関連の貴重な文献資料を複写した。当初は、1930〜40年代の在華日本人経営の資料を収集すべく努力したが、結果としては、1910〜20年代の在華日本人経営・経済に関する多数の資料を含めて収集できた。 これらの文献資料と平成1・2年度に収集した文献資料についての整理・分析を行ない、平成3年9月末に研究論文「大連商業会議所常議員の構成と活動ー1910ー20年代大連財界変遷史ー」を執筆した。本論文(400字×100枚)は、1910年代央に設立された大連商業会議所の幹部構成・会員構成の変遷を、実業家の出自や経営動向にまでたちいって考察したものであり、1920年代央まで商業会議所活動の指導権を掌握していた「政商的企業家」常議員が「満州」経済不況と金融不祥事の影響で財界活動から後退し、これにかわって「専門的経営者」型実業家が商業会議所常議員に就任していくことを明らかにした。また、1920〜30年代の山省・青島の居留民会・商業会議所の活動についても、いわゆる低利資金返済問題を焦点として考察をすすめており、論文を準備中である。また、「満州国」建国期の日本人商工業者の対満進出と営業活動については、いまだ資料の整理段階であり論本執筆には至っていないが、平成5年春をめどに論文をまとめる予定である。以上のように、本研究の研究成果は、その1部が刊行される(5月)段階であるが、1910〜20年代を含めて研究成果を早期に出せるよう努力している。
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