Project/Area Number |
01540002
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
菅野 孝三 北海道大学, 理学部, 教授 (40031322)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 健 北海道大学, 理学部, 助手 (20201569)
丹原 大介 北海道大学, 理学部, 助手 (50163712)
中村 郁 北海道大学, 理学部, 助教授 (50022687)
前田 芳孝 北海道大学, 理学部, 講師 (60173720)
都築 俊郎 北海道大学, 理学部, 教授 (90000736)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Keywords | 有限生成射影的 / Bicommatator / 強原始環 / アルテイン的単純環 / 閉原始環 |
Research Abstract |
平成元年度において、研究代表者は次の様な研究成果を得た。 環Aがその部分環BのH-分離拡大であり、かつAが左A-有限生成射影的であれば、任意の左A-加群Mに対し、MのA-加群としてのBicommutatorA^*は、MのB-加群にとしてのBicommutatorB^*のH-分離拡大となり、B^*=V_<A*>温(V_<A*>温(B^*))でかつA^*は左B^*-有限生成射影的となる。 この定理を強原始環に適用することにより、次の主定理を得た。 A,Bを共に強原始環、AをBのH-分離拡大で、かつAが左B-有限生成射影的であるとする。Aの極小左-idealをI,Bの極小左idealをmとし、I,mのBicommutatorをそれぞれA^*,B^*とすると、次の事柄が成り立つ。(1)I〓【symmetry】m(有限直和)でかつEmd(_B±)はアルティン的単純環、(2)B^*はIのB-加群としてのBicommutatorBと同型である。(3)D^*=V_<A*>(B^*)、C^*=Aの中心とすると、D^*はアルティン的単純環でD^*〓D【cross product】、C^*(但しD=V_A(B))。(4)A^*はB(〓B^*)のH-分離拡大となる。 以上をまとめると、強原始環の射影的なH-分離拡大は、閉原始環の内部ガロア拡大の中へ埋め込みが可能となる、ことになる。 また強原始環の一般論としては、東屋-中山による、閉原始環に関する一定理の拡張となる、次の定理を証明した。 Aを強原始環、IをAの極小左ideal,A^*をIのBicommutator,更にZをAのsacleとする。このときZはA^*の左idealでもあり、A^*からEnd(Z_A)への写像η(η(a^*)(x)=a^*x、a^*εA^*、xεZ)は環としての同型写像となる。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)