チェレンコフ光リングのイメ-ジインテンシファイアによる検出
Project/Area Number |
01540250
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
核・宇宙線・素粒子
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
杉立 徹 広島大学, 理学部, 助手 (80144806)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜垣 秀樹 東京大学, 原子核研究所, 助手 (90114610)
西山 文隆 広島大学, 工学部, 助手 (00164616)
阪口 篤志 広島大学, 理学部, 助手 (70205730)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1989: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | リングイメ-ジチェレンコフ検出器 / 原子核物理学 / イメ-ジインテンシファイア |
Research Abstract |
1.本科研費により行った研究経緯の概略。 イメ-ジインテンシファイアによるシングル光子2次元検出テストを行った後、同インテンシファイアを光子読み出し部に内臓したリングイメ-ジ型チェレンコフ検出器を試作した。平成元年12月、東大原子核研究所電子シンクロトロン実験室にて高エネルギ-電子ビ-ムを利用したテストを行った。解析は広島大学にて行った。 2.本研究による成果として明らかになったこと。 (1)非常に綺麗なチェレンコフリングを観測することに成功し、本研究の独創性を立証した。 (2)リングは、1気圧のフレオンガスを媒質(2m長)とした場合、約25個の光子からなる。計算から期待された光子数は32個である。従って、試作機はほぼ設計通りに働いた。 (3)「リング上の光子数」/「リング外の光子数」として表されるS/N比は約2となる。 (4)本試作機の検出器としての分解能は、約56である。 3.本研究により明らかにされた問題点および今後の展開。 (1)CCDカメラからの画像デ-タをビデオレコ-ダに記録したが、再生・解析すると再生画像デ-タには生のデ-タには無かったノイズ・歪みが混入している。この問題は、画像デ-タをオンラインで直接デ-タ収集用計算機に取り込むことにより解決する必要がある。 (2)S/N比を向上させるため、ノイズとなるリング外光子を減らす必要がある。これら光子の発生源は球面ミラ-であると判明したので、ミラ-部の構造を改良することにより、この問題を解決する必要がある。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)