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摩擦伝動に及ぼす接触面影形状及び潤滑油性状の影響に関する研究

Research Project

Project/Area Number 01550118
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

寺内 喜男  広島大学, 工学部, 教授 (70034296)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 永村 和照  広島大学, 工学部, 助教授 (70108794)
Project Period (FY) 1989
Project Status Completed (Fiscal Year 1989)
Keywordsトラクションドライブ / 弾性流体潤滑 / 鉱油潤滑油 / 合成潤滑油 / トラクション係数 / 特性応力 / 粘度圧力係数 / 潤滑油膜厚さ
Research Abstract

摩擦伝動(トラクションドライブ)は通常2つのロ-ラを接触させ、弾性流体潤滑状態で作動させて潤滑油膜中に発生するせん断力によって駆動側から従動側へ動力を伝達させる機構であるが、ロ-ラの軸を含む断面の形状を円弧、インボリュ-ト曲線をもつロ-ラにした場合について実験を行った。この場合に曲率の影響があるが三次元の油圧分布のため、通常の二次元円筒試験との違いが生じることが確められた。現在実験を続行中である。
つぎに鉱油潤滑油としてナフテン系基油、パラフィン系基油及びそれらの混合油、合成潤滑油として試作油2種類及び市販合成潤滑油(サントトラック40)についてトラクションドライブ実験を行った。この結果を要約すると(1)ナフテン系基油の方がパラフィン系基油よりトラクション係数は高い。(2)混合油のトラクション係数はその混合比(容量比)にほぼ比例することがわかる。とくに接触応力が高くなると直線的に混合比に比例してトラクション係数が変化する(3)試作油の一方は合成油であるが、それに粘度指数向上剤を加えてものが今一方であり、後者の方が特性応力toが大きくなる。(4)粘度-圧力係数αとせん断力が働く際の有効粘度-圧力係数αは区別が必要で、有効粘度-圧力係数比α/αを導入すると、トラクション特性を論ずる際に特性応力などが直線であらわされる。(5)ロ-ラ間の最小油膜厚さは、従来使用されているダウソンの式で求めた値より、実際かなり小さくなっていると推測される。
つぎにロ-ラ接触部の油膜内の温度分布は従来、接触形表面温度計で測定していたが、サ-モ・スポット・センサ-で実測した結果と比較検討した。この実験は現在続行中であるが、これらの実験結果より求められる伝達効率と、トラクションドライブ実験よりの伝達効率を比較検討した。

Report

(1 results)
  • 1989 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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