Project/Area Number |
01550232
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
石原 好之 同志社大学, 工学部, 教授 (00032938)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸高 敏之 同志社大学, 工学部, 教授 (20066252)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Keywords | アモルファス磁性材料 / 特性評価 / 磁化特性 / 磁化特性の近似 / 鉄心特性 |
Research Abstract |
アモルファス磁性材料の特性評価法を明確にするため、電気学会に設置された省エネルギ-・鉄心材料応用技術調査専門委員会で、昨年12月まで3年間にわたり、本研究代表者を委員長として検討が行なわれた。本研究もその検討の一部を分担する形で実施された。 アモルファス磁性材料の評価法に関しては、その基礎となるアモルファス磁性材料の測定法としてのHコイル法についての検討を行った。その結果、従来アモルファス磁性材料についても、けい素銅板と同一試験器枠を用いての測定が実施されていたが、委員会での回送試験の結果、アモルファス磁性材料の特性測定のためには、試験器枠を種々改良することが必要であることが明らかとなった。 機器特性に関する研究では、有限要素法等の解析的手法で検討する場合必要となる任意方向の磁化特性の近似法について、今年度は重点的に検討を行なった。三次元解析を行う場合には任意方向の特性の近似が必要不可欠で、この近似法によって解析結果が左右されると言っても過言ではない。本研究では1方向を磁化容易方向、これに直交する2方向の磁化特性から、任意方向の磁化特性を推定する方法についての提案を行った。この方法を鉄心接合部の三次元磁界解析に適用し、従来の方法では困難であった鉄心の飽和現象が良く表わされていることが確認できた。この解析結果は測定結果と良い一致を示しており、近似法の妥当性が確認できた。
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