間欠流入・間欠曝気式オキシデ-ションディッチ法による脱窒素・脱リンに関する研究
Project/Area Number |
01550427
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
都市工学・衛生工学
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
井前 勝人 佐賀大学, 理工学部, 教授 (50136595)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒木 宏之 佐賀大学, 理工学部, 助手 (70117315)
古賀 憲一 佐賀大学, 理工学部, 助教授 (00108656)
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Project Period (FY) |
1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1989: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | オキシデ-ションディッチ / 間欠曝気 / 脱窒 / 硝化 / リン除去 / 活性汚泥 / 下廃水処理 |
Research Abstract |
本研究は、間欠曝気式オキシデ-ションディッチ法において、有機物・窒素・リンを同時に除去するための運転法の確率を計ったものである。 まず、都市下水を用いた実規模オキシデ-ションディッチプラントにおいて、間欠曝気条件の基本的な操作パラメ-タであるサイクル時間比(サイクル時間/水理学的滞留時間)と好気時間比(好気時間/サイクル時間)を種々変化させて下水処理実験を行なった。その結果、以下の知見を得た。(1)有機物除去はサイクル時間比の影響を受けず、好気時間比が0.3以上であれば平均90%の除去率が得られる。(2)窒素除去からみた最適なサイクル時間比と好気時間比の範囲は、サイクル時間比が0.1程度、好気時間比が0.3〜0.6である。この範囲で平均90%の窒素除去率が得られる。(4)リン除去率は好気時間比が大きくなるほど安定し、除去率も高くなる。0.5以上の好気時間比で60%以上の除去率が得られる。サイクル時間比の影響については明瞭でない。(5)リン除去からみれば負荷を高くする方が良いが、窒素除去からみた最適な負荷が存在する。(6)好気時間中のリンの摂取、無酸素時間中のリンの放出現象が生じている。また、汚泥内リン含有率は間欠曝気条件によって変化する。しかしながら、このようなリンの挙動とリン除去率との明瞭な関連は認められず、リンは主として汚泥増殖に伴い除去されている。 次に、これらの結果を基に動力学的モデルを構築し、これが有機物、窒素除去並びに汚泥の増殖に伴うリン除去を再現できることを示した。最後に、以上の成果を総合的に検討し、本法の設計、運転操作条件を明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)