Project/Area Number |
01550576
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工業分析化学
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
庄野 利之 大阪大学, 工学部, 教授 (30083976)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 稔 大阪大学, 工学部, 助教授 (60029238)
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Project Period (FY) |
1989
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | ナトリウムイオンセンサ / ホスト化合物 / カリックスアレ-ン / ナトリウムイオン選択性電極 / ナトリウムイオン / ISE / カリックス[4]アレン / 選択係数 |
Research Abstract |
ナトリウムイオンセンサ(ナトリウムイオン選択性電極、Na^+ーISE)のニュ-トラルキヤリアとして優れた性質を示すクラウンエ-テル類縁体がいくつか存在する。カリックスアレンはその一つでフェノ-ル、ホルムアルデヒドの環状オリゴマ-である。小さい有機分子と包接化合物を形成することができるが、フェノ-ル性のOH基でのエステルおよびアミド誘導体はアルカリおよびアルカリ土類金属イオンと錯形成が可能で、Na^+ーISEのニュ-トラルキャリアとなりうる。我々はカリックス[4]アレンのアルキルエステル誘導体数種を合成し、Na^+ーISE用のニュ-トラルキヤリアとしての性能を検討するため、ポリ(塩化ビニル)膜に加工した。 その結果、デシルエステル化合物の性能が特に優れており、Na^+活量(loga_<Na+>)-5〜-1の範囲でネルンスト応答を示し、混合溶液法を用いて測定した選択係数K^<Pot>_<Nak>は4×10^<-3>となり、従来用いられているガラス膜電極とほぼ同じ選択係数(K^+に対して)を示した。H^+に対する選択性はガラス膜よりもはるかにすぐれているので、Na^+ーISEとして充分実用化しうる性能であると考えられる。 膜の作製条件は次の通りである。ニコ-トラルキャリア9.7%、可塑剤(膜溶媒としてFPNPE使用)65.5%、ポリ(塩化ビニル)24.3%添加塩(ジピクリルアミンナトリウム)0.5%、EMFの測定は25℃で行い、セルは次の構成である。Ag/AgCl/10^<-3>MNaCl/PVC膜/測定溶液/0.1M・NH_4NO_3/4M・KCl/Agcl・Ag
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