Project/Area Number |
01550699
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
高分子物性
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
高原 淳 九州大学, 工学部, 助教授 (20163305)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内田 茂登子 九州大学, 工学部, 教務員 (20183204)
大石 祐司 九州大学, 工学部, 助手 (70194074)
|
Project Period (FY) |
1989
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
|
Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
|
Keywords | 高分子超薄膜 / 粘弾性 / ラングミュア・ブロジェット膜 / 超音波パルスエコ-法 / (高分子)@(人工脂質)複合薄膜 / 単分子膜 |
Research Abstract |
高分子超薄膜を水面展開法、ラングミュア・プロジェット法あるいは溶媒蒸発法により調整した。高分子超薄膜として高分子/(液晶)複合薄膜、高分子/(人工脂質)複合薄膜、重合性の官能基を有する人工脂質を用いた。高分子超薄膜の特性解析は、広角X線回折、小角X線散乱透過型電子顕微鏡観察により行ない、膜中での分子の配向状態について明らかにした。高分子超薄膜の粘弾性測定方法としてはパレスエコ-法及び水面上での単分子膜の表面圧の変形に対する応答を測定する方法を用いた。パレスエコ-法では超音波が物質の中を通る速度と吸収を評価することにより材料の粘弾的性質が評価出来る。このパルスエコ-法の測定装置はパルス発生器で得られた広い周波数成分をもつ超音波を試料に印加し、透過後の観測波形を高速フ-リエ変換することにより高速吸収の周波数依存性を解析するものである。この方法で膜厚10μmのポリビニルアルコ-ル/(人工脂質)複合薄膜の超音波吸収を測定し、人工脂質分子の凝集体の力学的緩和挙動を明らかにした。一方水面上の単分子膜の粘弾的性質は、ラングミュアバランスを試作して測定した。水面上に展開した高分子膜あるいは人工脂質(重合後も含めて)単分子膜に、バリヤ-を移動させることにより変位を与え、応答の応力(表面圧)の変化を観測し、応力と変位量から粘弾的なパラメ-タ-を評価した。粘弾的なパラメ-タ-は特に単分子膜の結晶性に大きく依存した。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)