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窒素の供給条件とダイズの窒素代謝及び子実生産との関係

Research Project

Project/Area Number 01560019
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 作物
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

浅沼 興一郎  香川大学, 農学部, 助教授 (10035991)

Project Period (FY) 1989
Project Status Completed (Fiscal Year 1989)
Budget Amount *help
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Keywordsダイズ / 根粒 / 窒素固定 / 重窒素 / アセチレン還元法 / 転流
Research Abstract

砂耕栽培した品種「アキシロメ」(中間型)を用い、生育の時期別にアセチレン還元量の測定ならびに重窒素供与処理を行って、固定窒素と吸収窒素の動態について検討した。得られた結果の大要は次のとおりである。
1.生育時期別の根粒によるアセチレン還元量は、生育が進むにつれて増加し、子実肥大初期から中期にかけて最大となり、以後急減した。また根粒比活性は開花期に最大となった。一方、重窒素を利用して推定した固定窒素量についても、これと概ね類似の推移を示した。
2.吸収窒素量は全生育期間を通してほぼ一定に推移し、各時期における各器官への吸収窒素の集積は、生育初期から着莢期まではその60%が葉身へ、成熟期では90%程度が莢実に直接集積していた。また、完熟期の各器官における吸収窒素と固定窒素の割合をみると、根には吸収窒素の占める割合が多く、地下部の生育に果たす吸収窒素の役割は大きいと考えられた。
3.各器官から子実への窒素の移行について検討したところ、他の器官から子実への再転流は開花期から着莢期にかけて急激に始まっていた。しかし開花期頃までに吸収された窒素はそれ以降に吸収されたものに比べ、再転流され難いものと推察された。また地下部を除く器官からの子実への再転流には吸収窒素と固定窒素との間に明瞭な差はないものと考察された。
以上、本研究の結果から、ダイズの生育、子実生産をさらに向上させるためには、まず、地下部の生育促進、根粒着生の増加に対し、少量の基肥窒素を施与し、その後は根粒の活性を高水準に維持させながら、開花期以降に窒素追肥を行うことが望ましいと結論した。

Report

(1 results)
  • 1989 Annual Research Report

URL: 

Published: 1989-04-01   Modified: 2016-04-21  

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