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¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1989: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Research Abstract |
コメ種子システインプロテイナ-ゼインヒビタ-(オリザシスタチンと命名)をコ-ドするゲノムDNAを,コメ染色体DNAの消化断片で構成されたλEMBL3ファ-ジライブラリ-から,オリザシスタチンcDNAをプロ-ブとしたスクリ-ニングにより分離した。分離されたDNA断片は,このcDNAを用いたゲノムSou+hernブロット分析のパタ-ンと矛盾しないことから,単コピ-遺伝子であると判定した。長さは約1400塩基対で,3つのエクソンと2つのイントロンから構成されていた。第1イントロン(336塩基対)はAla-38とAsp-39の間に介在し,第2イントロン(372塩基対)は3′非コ-ド領域の終止コドンに隣接するグアニンのところに存在した。Slヌクレア-ゼマッピングにより,開始コドン(ATG)の104塩基上流のアデニンのところから転写が行われると考えられた。そのさらに上流には典型的なCATおよびTATAボックス配列が見いだされた。とりわけ,TATAボックス周辺,転写開始部位周辺,開始コドン周辺,停止コドン周辺の塩基配列は,高等植物遺伝子の当該部位周辺にしばしばみられるコンセンサス配列と一致していた。興味深いことに,オリザシスタチン遺伝子のイントロンの位置は,ヒトのキニノ-ゲン(システインプロテイナ-ゼインヒビタ-の一種)をコ-ドする遺伝子やヒトのだ液シスタチンをコ-ドする遺伝子のイントロンの位置とまったく異っていた。
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