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造林小径木のロ-タリ-単板切削

Research Project

Project/Area Number 01560194
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionTokyo University of Agriculture

Principal Investigator

林 大九郎  東京農業大学, 農学部, 教授 (30078042)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小林 純  東京農業大学, 農学部, 助教授 (20112881)
塩倉 高義  東京農業大学, 農学部, 教授 (80078104)
Project Period (FY) 1989
Project Status Completed (Fiscal Year 1989)
Keywords単板切削 / 針葉樹 / 小径木 / LVL / LVB / フロ-ティングバ- / 節 / マイクロベベル
Research Abstract

現在わが国では、合板用原木輸入事情の悪化と、戦後に拡大造林されたスギ・ヒノキ・カラマツ等の針葉樹の有効利用の必要性が叫ばれている。このような現状の中で、これら針葉樹を利用したLVLやLVBの製造が注目されている。そのためには解決すべきいくつかの問題があるが、一つは原木径が小さいので単板切削時のノ-ズバ-のセッティグ条件が厳しいことであり、もう一つは小径であるために節を切削する頻度が高くなるのでナイフが損傷し易いことである。
これらの問題点に対処するために、バ-のセッティングが容易なフロ-ティングバ-を用いた単板切削について検討すると共に、節を切削しても刃先が損傷しにくい刃先形状についても検討した。
その結果フロ-ティングバ-は、1)単板品質の向上に対して有効に作用すること、2)垂直距離をセットする必要がなくセッティングが容易であること、3)切削方向に直角な垂直面内(ロ-タリ-切削では水平面内)での回転を自由にしても有効に作用するから、この面内での回転を自由にすれば垂直面内での平行度も問題にする必要がなく、セッティングはさらに容易になること、4)バ-を裏割れ抑制に対して有効に作用させた場合の主分力の増加割合は、フロ-ティングバ-と固定式のバ-との間では大差ないこと、5)単板厚にかかわらず水平開きは0%かそれよりややマイナス側であれば良く、それほど厳密にセットする必要はないこと、等がわかった。その結果、径が小さい原木にも対応し易いことが分かった。また節の切削にはすくい面マイクロベベルが有効であること、その条件がマイクロベベル角 約30゚、メインベベル14゚、ランド幅 約0.1mmであれば、節を切削しても切刃は良好な状態を保つことができ、かつ単板の品質も良好であること、等が分かった。

Report

(1 results)
  • 1989 Annual Research Report

URL: 

Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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